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J-GLOBAL ID：201202283906876573   整理番号：12A1572125

時間分解振動分光法を用いるケトステロイドイソメラーゼの基質ポケット中水の動力学に関する部位特異性測定

Site-Specific Measurement of Water Dynamics in the Substrate Pocket of Ketosteroid Isomerase Using Time-Resolved Vibrational Spectroscopy

著者 (4件)： JHA Santosh Kumar (Stanford Univ., California, USA) ,  JI Minbiao (Stanford Univ., California, USA) ,  GAFFNEY Kelly J. (Stanford Univ., California, USA) ,  BOXER Steven G. (Stanford Univ., California, USA)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 116  号： 37  ページ： 11414-11421  発行年： 2012年09月20日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酵素の活性部位で水分子の再組織化能力について及び再組織化能力がいかに触媒反応に結びつくかはほとんど知られていない。ここでは,Δ⁵-3-ケトステロイドイソメラーゼ(KSI)の触媒サイクルの光活性擬態間に極めて熟達した酵素,KSIの活性部位で水分子の動力学を調べた。ニトリル含有光酸,クマリン183(C183)の光励起は触媒反応の第一段階間にKSIの活性部位で起こる電荷密度における変化を模倣する。C183のニトリルがKSI活性部位に結合したとき,C183のニトリルは水に露出され,ニトリル近傍における水分子の溶媒和動力学を調べる部位特異性プローブとして時間分解振動分光法を用いた。KSIの部位特異性活性部位で水分子は光活性触媒サイクル間にバルク水で観測した溶媒和動力学に比較して極めて剛性であることを観測した。この結果を基礎にして,活性部位での剛性水滴が効率的触媒反応に対して必要な予備組織化静電環境の維持を支援することを仮定した。また,結果は溶媒和の一次と引き続く配位圏の平均挙動を測定する一般に使用される蛍光法に対照して局所(水素結合)水分子の動力学を測定するニトリルプローブの利用を実証した。

シソーラス用語： *ステロイドイソメラーゼ ,  *活性部位 ,  *水分子 ,  *再編成 ,  触媒反応 ,  サイクル ,  触媒活性 ,  活性化 ,  生体物質類似体 ,  *光酸発生剤 ,  *ラクトン ,  ニトリル ,  光ポンピング ,  電荷分布 ,  光プローブ ,  溶媒和 ,  剛性 ,  時間分解分光法 ,  水素結合 ,  タンパク質合成 ,  分子遺伝現象 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  定常特性 ,  赤外吸収スペクトル ,  FTIR分光法 ,  ポンププローブ法 ,  時間分解能 ,  空間分解能 ,  差スペクトル ,  静電相互作用
準シソーラス用語： FTIR【分光法】 ,  FTIRスペクトル ,  ケトステロイドイソメラーゼ ,  光活性 ,  光励起 ,  再組織化 ,  触媒サイクル ,  蛋白質発現 ,  定常状態特性 ,  電荷密度 ,  部位特異性

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  分析試薬  (CC02030D)

タイトルに関連する用語 (7件)： 分解 ,  振動分光法 ,  ケトステロイドイソメラーゼ ,  基質 ,  水 ,  動力学 ,  部位特異性