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J-GLOBAL ID：201202284554836157   整理番号：12A1074342

2009 年駿河湾の地震における御前崎市付近を対象とした瓦屋根被害による地震動強さ分布の推定

Estimation of Seismic Intensity Distribution around Omaezaki-city from the Roof Tiles Damage by the 2009 Suruga Bay Earthquake

著者 (3件)： 境有紀 (筑波大学大学院システム情報工学研究科) ,  新井健介 (筑波大学大学院システム情報工学研究科) ,  赤松勝之 (筑波大学大学院システム情報工学研究科)
資料名： 日本地震工学会論文集(Web)  (Journal of Japan Association for Earthquake Engineering (Web))
巻： 11  号： 1  ページ： 1.48-1.71 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0217A  ISSN： 1884-6246  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2009 年駿河湾の地震における御前崎市付近を対象として,瓦屋根被害(以下,瓦被害)から地震動強さ分布の推定を行った.まず,瓦被害を航空写真により判別し,瓦被害率分布を作成した.瓦被害は航空写真から明確な判別が可能であった.次に,強震観測点周りの被害調査結果から,瓦被害と相関をもつ地震動強さ指標について検討し,瓦被害は,計測震度と高い相関をもつことがわかった.そこで,計測震度を説明変数とする瓦被害の被害関数を作成し,その逆関数を用いて計測震度分布を推定した.その結果,数百m 離れるだけで計測震度が1 程度異なるところもあり,地震動強さは,地形や微地形分類から推定された一次元表層地盤特性だけでは説明できないほど局所的に大きく変化していることがわかった.以上のことから,航空写真により瓦被害を判定して,数百m メッシュという精度で計測震度分布を推定できることがわかったが,充分な数の瓦屋根建物がなければならないこと,瓦被害のない建物については,瓦屋根建物とそうでない建物の判別が航空写真では難しいなど,いくつか課題も浮き彫りになった.(著者抄録)

シソーラス用語： *瓦 ,  *損害 ,  *地震 ,  *湾 ,  空中写真 ,  震度 ,  地震動 ,  強度 ,  分布
準シソーラス用語： *屋根瓦 ,  強さ ,  計測震度 ,  航空写真 ,  *駿河湾 ,  *被害

分類 (2件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A) ,  屋根  (RB03030W)

タイトルに関連する用語 (9件)： 駿河湾 ,  地震 ,  御前崎市 ,  瓦 ,  屋根 ,  被害 ,  地震動 ,  強さ分布 ,  推定