抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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人と人工システムの調和的な相互作用の成立を目指し,本論文では人同士が行う相互行為からなるコミュニケーションに焦点を当てる。言語コミュニケーションを含む日常の人同士の相互作用は多くのモダリティを含み,解析が困難なものとなり,かつ,我々が日常使っているために多くの先入観を含み対象として適さない。そのため,相互作用を簡単な身体の運動と知覚に十分に制限し,2者間においてあらかじめ意味が与えられていない身体的相互作用からコミュニケーションが成立していく過程を調べることによって,人同士のコミュニケーションの背後にある身体的相互作用のダイナミクスを明らかにする。実験では,相手が人かどうかを判断することだけを目的にしているにもかかわらず,人の言語コミュニケーションに見られる時間的役割の転換であるターンテイキングが,身体的相互作用に創発することを示す。(著者抄録)