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J-GLOBAL ID：201202284926547246   整理番号：12A1672965

外乱オブザーバと定置制御とを併用した広帯域の推力測定

Measurement of Thrust with Wide-Frequency Range Variation by Applying Active Control and Disturbance Observer

著者 (2件)： 各務聡 (宮崎大学工学部機械設計システム工学科) ,  橘武史 (九州工業大学大学院工学研究院宇宙工学部門)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 60  号： 5  ページ： 203-211 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 提案する人工衛星搭載宇宙用推進器のスラストテストスタンドは,振り子を構成する4リンク機構となっている。ジョイントとして弾性ヒンジを用いた。これは2つの円管が板バネでつながれているため摩擦やヒステリシスを持たない。能動制振のため,アクチュエータとしてソレノイドアクチュエータを使用した。この駆動には,スイッチング周波数が50kHzのPWMタイプ増幅器を使用した。共振型変位センサにより振り子の変位を測定した。感度は高く数10nmに変位を検出できる。加速度計測には圧電型加速度計を使用した。アクチュエータ駆動電流と加速度を測定し,PID定置制御と外乱オブザーバを併用することにより一定推力(推力の0Hz成分)や低周波数の推力変動だけでなく,共振周波数を超えた変動をも測定できる広帯域スラストテストスタンドを提案した。

シソーラス用語： *人工衛星 ,  推進システム ,  *推力 ,  *試験装置 ,  振り子 ,  リンク機構 ,  防振 ,  ソレノイド形コイル ,  変位測定 ,  速度測定 ,  システムオブザーバ ,  フィードバック制御 ,  広帯域
準シソーラス用語： PID制御 ,  アクティブ制振 ,  加速度測定 ,  外乱オブザーバ

分類 (1件)： ロケットエンジン  (PB02050J)

引用文献 (15件)：

• 小泉宏之. 低電力電気推進用微小推力測定スタンド. 日本航空字宙学会論文集. 2003, 51, 270-275
• STARK, K. W. Design and Development of a Micropound Extended, Range Thrust Stand (MERTS). 1972
• HAAG, T. W. PPT Thrust Stand. Proceeding of the 31st Joint Propulsion Conference and Exhibit, San Diego, 1995. 1995
• 近藤恭平. 工学基礎 振動論. 1993
• KAKAMI, A. A Preliminary Study on an Active-Controlled Thrust Stand for Thrust Variation Measurement. Selected Paper of 25th International Symposium on Space Technology and Science, 2006. 2006, 212-217

タイトルに関連する用語 (5件)： 外乱オブザーバ ,  定置 ,  併用 ,  広帯域 ,  推力