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J-GLOBAL ID:201202286161048613   整理番号:12A0703005

種々判定法による過冷却促進(氷核形成阻害)物質の効果の検討

Evaluation on efficacy of supercooling-facilitating substances by various measurements
著者 (8件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 99-103  発行年: 2012年04月15日 
JST資料番号: Z0889A  ISSN: 1340-7902  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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北海道に自生する種々の広葉樹の内,カツラの木部柔組織から抽出した4種のフラボノール配糖体と数種の加水分解性タンニンは,既存の過冷却促進(氷核形成阻害)物質に比べ高い過冷却活性を示した。これらの物質の過冷却活性の検討をドロップレット凍結法と撹拌振動法で行った。フラボノール配糖体と加水分解性タンニンの実験材料には市販のものを用い,氷核物質として氷核細菌,Ervinia ananasとAgIとairbone ice nucleator(MQ水を用いた場合でも空気中の塵などが氷核物質として混入する)を使用した。その結果,氷核物質の違いや,過冷却促進物質の濃度の違いによって過冷却活性が異なることや,ドロップレット凍結法のような静置条件と撹拌条件では,物質によって過冷却活性が異なることが明かになった。このことは,過冷却の産業利用ではさまざまな状況に対処するために過冷却促進物質を工夫する必要があることを意味する。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (3件):
分類
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溶液論一般  ,  低温技術  ,  食品の冷凍・冷蔵 
引用文献 (7件):
  • ASHWORTH, E. N. Freezing behavior of water in small pores and the possible role in the freezing of plant tissues. Plant Physiol. 1984, 76, 201-204
  • FUJIKAWA, S. Cryo-scanning electron microscopic study on freezing behavior of xylem ray parenchyma cells in hardwood species. Micron. 2000, 31, 669-686
  • KASUGA, J. Role of intracellular contents to facilitate supercooling capability in beech (Fagus crenata) xylem parenchyma cells. Cryo Lett. 2006, 27, 305-310
  • KASUGA, J. Anti-ice nucleation activity in xylem extracts from trees that contain deep supercooling xylem parenchyma cells. Cryobiol. 2007, 55, 305-314
  • KASUGA, J. Deep supercooling xylem parenchyma cells of katsura tree (Cercidiphyllum japonicum) contain flavonol glycosides exhibiting high anti-ice nucleation activity. Plant Cell Environ. 2008, 31, 1335-1348
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