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J-GLOBAL ID:201202286491435818   整理番号:12A1519306

カドミウムへの慢性的なin vitro曝露はヒト膵臓上皮細胞において多くの腫瘍細胞特性の獲得を引き起す

Chronic Cadmium Exposure in Vitro Causes Acquisition of Multiple Tumor Cell Characteristics in Human Pancreatic Epithelial Cells
著者 (5件):
資料名:
巻: 120  号:ページ: 1265-1271  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: E0108C  ISSN: 0091-6765  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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癌は幹細胞(SC)系疾病で,正常なSCsの形質転換から潜在的に発生する癌SCs(CSCs)を持つと考えられ,カドミウムは,ヒトの膵臓がんに関係する。著者たちは,ヒトの膵管上皮(HPDE)細胞のカドミウム曝露を研究し,この過程でSCsが標的とされるか否かを調べた。HPDEを低レベルのカドミウム(1μM)に29間日以内暴露し,非付着長球の形成をCSCs性細胞の生成と見做し,この球体における腫瘍細胞の特徴を評価した。細胞外マトリックス分解酵素9(MMP-9)の分泌・侵入・コロニー形成についての評価は,ウェスタン法によるリアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応を用いて,関連する遺伝子の発現の評価により補強した。その結果,慢性的に(29日間)カドミウムに曝露した(CCE)細胞に,MMP-9の分泌の増加と膵臓癌のマーカS100Pの過剰発現が生じた。CCE細胞は,また,がん細胞に特有の,より大きいコロニー形成と侵入を示した。正常なSCs,ないし,CSCsを多く含むとして知られる,多数の細胞型を持つ生細胞の浮遊”球体”がin vitroに形成された。CCE細胞は標準細胞よりも3倍多い球体をもたらし,マトリゲルに攻撃的,高分岐,低分化の粒状構造を生成した。慢性的カドミウム曝露が,HPDE細胞とCCE細胞由来球体に,腫瘍細胞の特徴を作りだしたと結論する。
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分類 (3件):
分類
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人間に対する影響  ,  カドミウムとその化合物  ,  発癌機序・因子 

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