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J-GLOBAL ID:201202286774893987   整理番号:12A1338365

グリコーゲンシンターゼキナーゼ3β活性化が微小管不安定化を含むロテノン誘導細胞毒性を媒介する

Glycogen synthase kinase-3β activation mediates rotenone-induced cytotoxicity with the involvement of microtubule destabilization
著者 (8件):
資料名:
巻: 426  号:ページ: 94-99  発行年: 2012年09月14日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ミトコンドリア複合体I阻害剤であるロテノンは,パーキンソン病の動物や細胞モデルを生成するために使用されてきた。最近の研究から,微小管の不安定化により選択的にドーパミン作動性ニューロンを欠失させることが示唆されている。本研究において,著者らは,グリコーゲンシンターゼキナーゼ3β(GSK3β)のロテノン誘導微小管不安定化への関与について探究した。SH-SY5Y細胞のロテノン誘導細胞毒性はGSK3β阻害剤であるSB216763により減弱された。微小管関連蛋白質であるタウとGSK3βの基質がアルツハイマー病のようなタウ症の病因と関係があるとされてきた。ロテノンはタウのリン酸化の増加を誘導し,その効果は同時にSB216763処理により減弱した。ロテノン処理はまた,微小管画分のタウの発現を減少させ,細胞質画分のタウ発現を増加させた。これらの効果はSB216763により抑制され,ロテノンはタウの微小管への結合容量を減少させていることを示唆している。ロテノン処理はフリーのチューブリン量を増加させ,ポリマー化したチューブリン量を減少させ,そのことはロテノンが微小管を不安定化させていることを示している。ロテノン誘導微小管不安定化はSB216763と微小管安定化剤タキソールにより抑制された。タキソールはロテノン誘導細胞毒性と形態変化を阻止した。まとめると,これらの結果はロテノン誘導細胞毒性はGSK3βを経由して微小管不安定化により媒介されていること,微小管不安定化は,GSK3β活性化を経由するタウのリン酸化によりタウの微小管への結合容量が減少していることを示唆している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞構成体の機能  ,  中枢神経系 

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