抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マルウェアの出現数が増加を続けており,マルウェアの集合は常に変化を続けているのに対して,固定の検体セットに基づく従来のアンチウイルスソフトの評価は検知性能を正確に表しているとはいえない。実効性のあるマルウェア対策を行うためには,変化し続けるマルウェア群に対して適切に対応することが重要といえる。本稿では,未検知マルウェア情報を様々な方法でアンチウイルスベンダに提示し,当該マルウェアに対する対応が迅速に行われるか否かという観点でアンチウイルスソフトを評価する手法を提案する。また,提案手法を用いて11種類のアンチウイルスソフトの評価実験を行った結果を示す。評価実験で用いた未検知検体は,待受型のハニーポットで捕捉されたものであり,インターネットに接続していれば,誰でも遭遇しうる実マルウェアであるにも関わらず,アンチウイルスベンダの対応には大きな差が見られることがわかった。(著者抄録)