抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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贈答用果物の販売を維持・拡大するためには,販売ターゲットのひとつである地元消費者の贈答意識や購買行動を明らかにする必要がある。そこで本稿では,リンゴ生産地である岩手県盛岡市を対象として消費者調査を実施し,リンゴ生産地の地元消費者の歳暮期の贈答に関する意識と,贈答用リンゴに関する購買行動を明らかにすることを目的とした。調査の結果,約8割の回答者に歳暮という習慣があり,また盛岡市においてはリンゴが贈答アイテムとして非常に大きな位置を占めていることが明らかとなった。またリンゴの購入方法を見ると,特に,農家による直接販売の割合の高さが高いことがわかった。したがって,今後,リンゴ農家を個人的に知らない消費者でも農家から直接購入可能になるようなシステムを構築していくべきだと考える。