文献

J-GLOBAL ID：201202292423711114   整理番号：12A0262451

リチウム内部圧入によるアルカリシリカ反応の抑制について

Controlling ASR Expansion by Lithium Ion Pressurized Injection Method

著者 (1件)： 江良和徳 (極東興和)
資料名： コンクリート工学  (Concrete Journal)
巻： 50  号： 2  ページ： 155-162  発行年： 2012年02月01日 
JST資料番号： S0301A  ISSN： 0387-1061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,ASR補修工法のうちリチウムイオン内部圧入工に着目し,まずASR劣化が顕在化したコンクリート供試体に亜硝酸リチウムを内部圧入することにより,以後のASR膨張が抑制されることを明らかにした。次いで,亜硝酸リチウムを内部圧入したコンクリート供試体を切断して呈色反応試験を行うことにより,内部圧入工によるコンクリート中のリチウムイオンの浸透状況を確認した。さらに,亜硝酸リチウムを内部圧入した供試体からアルカリシリカゲル(以下,ゲルと称す)試料を採取し,ゲル中のリチウムイオン分布の画像マッピングを行うことにより,内部圧入工により浸透させたリチウムイオンがゲル中に到達していることを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *リチウム ,  *内面 ,  *操作 ,  *アルカリ骨材反応 ,  *抑制 ,  リチウム化合物 ,  亜硝酸塩 ,  修理 ,  金属イオン ,  浸透 ,  画像 ,  ゲル
準シソーラス用語： *アルカリシリカ反応 ,  イオン分布 ,  リチウムイオン ,  亜硝酸リチウム ,  *圧入 ,  画像マッピング ,  *内部 ,  補修

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (14件)：

• 土木学会. アルカリ骨材反応対策小委員会報告書. 2005
• THOMAS, M. D. A. Use of Lithium-Containing Compounds to Control Expansion in Concrete Due to Alkali-Silica Reaction. Proc. 11^<th> International Conference on AAR in Concrete, 2000. 2000, 783-792
• 斉藤満. 亜硝酸リチウムによるアルカリ骨材膨張の抑制効果. 材料. 1992, 41, 468, 1375-1381
• 杉浦章雄. 亜硝酸リチウム塗布およびモルタル混和時のASRコンクリート中の亜硝酸イオン, リチウムイオンの拡散性状について. コンクリート構造物の補修, 補強, アップグレード論文報告集. 2008, 8, 179-184
• 金好昭彦. 大型コンクリート部材におけるリチウムのASR抑制効果に関する研究. コンクリート工学年次論文集. 2001, 23, 1, 403-408

タイトルに関連する用語 (3件)： リチウム ,  圧入 ,  アルカリシリカ反応