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J-GLOBAL ID：201202292736909675   整理番号：12A0626920

アークプラズマを考慮したGMA溶接プロセスの動特性数値シミュレーション

An Engineering Model for Numerical Simulations of GMA Welding

著者 (3件)： 辻村吉寛 (大阪大学接合科学研究所) ,  金丸周平 (大陽日酸株式会社) ,  田中学 (大阪大学接合科学研究所)
資料名： 溶接学会論文集(Web)
巻： 30  号： 1  ページ： 60-67 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0047A  ISSN： 0288-4771  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 定電圧特性の電源を用いたガスメタルアーク(GMA)溶接法における,電極,アークプラズマ及び母材の関係を解析する一体化モデルを構築した。このモデルを用いてGMA溶接の動特性数値シミュレーションを行い,設定電圧やワイヤ供給速度等の溶接条件の変化とアーク現象を定量的に調べた。設定電圧を上げると,一時的に溶接電流は増加するが,最終的な溶接電流は初期値と大差ない。ただしアーク長の増大により電流経路が広がり,母材への入熱総量が増加する。ワイヤ送給速度を速くすると,溶接電流が大幅に増加し,母材への入熱が増大する。溶接条件を変化させた場合,約200ms経過するとプラズマアークが安定する。本モデルにより電源のアーク長自己制御作用を表現できた。

シソーラス用語： プラズマ ,  アーク放電 ,  *GMA溶接 ,  溶接電極 ,  母材 ,  数値解析 ,  計算機シミュレーション ,  動特性 ,  シミュレーションモデル ,  定電圧電源 ,  *溶接条件 ,  *アーク現象 ,  溶接電流 ,  溶接入熱

分類 (1件)： 溶接技術  (WC07030G)

引用文献 (17件)：

• 1) M. Tanaka and J.J. Lowke: Predictions of weld pool profiles using plasma physics, J. Phys. D: Appl. Phys., 40 (2007), R1-R23.
• 2) 溶接学会編:新版 溶接・接合技術特論,産報出版株式会社 (2005).
• 3) 黄地尚義:溶接・接合プロセスの基礎,産報出版株式会社 (1996).
• 4) H.G. Fan and R. Kovacevic: The front line of modeling heat and mass transfer in arc welding processes, J. Phys. D: Appl. Phys., 37 (2004), 2531-2544.
• 5) M. Schnick, U. Fussel, M. Hertel, A. Spille-Kohoff and A.B. Murphy: Metal Vapour causes a central minimum in arc temperature in gas-metal arc welding through increased radiative emission, J. Phys. D: Appl. Phys., 43 (2010), 022001.

タイトルに関連する用語 (5件)： アークプラズマ ,  GMA溶接 ,  プロセス ,  動特性 ,  数値シミュレーション