文献

J-GLOBAL ID：201202293707974901   整理番号：12A1239158

東日本大震災を受けての学校防災計画の再検討-各附属校園で考えられる検討が必要な項目について-

著者 (2件)： 高橋治郎 (愛媛大 教育) ,  高橋治郎 (愛媛大 防災情報研究セ)
資料名： 愛媛大学教育実践総合センター紀要  (Bulletin of the Center for Education and Educational Research the Faculty of Education, Ehime University)
号： 30  ページ： 21-30  発行年： 2012年07月31日 
JST資料番号： X0251A  ISSN： 1347-3999  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年3月11日に発生した東日本大震災により,これまでの学校防災計画を抜本的に見直す必要が生じた。学校が立地する地域の自然環境や自然災害履歴を踏まえた防災にまつわるハードとソフトの充実が必要である。したがって,各学校が学校独自の防災計画を作成するとともに,いざという時に役立つものでなければならない。本小文では,各学校共通の防災計画,マニュアルについて議論する。まず第一に,避難場所・避難所となる学校を大地震に耐えられる建造物にするとともに飲食料や毛布,発電機等の備蓄が不可欠である。また,地震や津波,道路や建物の被害状況などの情報を入手できる機器類をもっておかなくてはならない。一方,学校管理下にある園児や児童,生徒をどう保護者に引き渡すのか,どういう場合には学校で預かるのかなどについて,保護者と取り決めをしておく必要がある。また,避難してきた人たちに学校をどう避難場所・避難所として使うのか,授業が再開というときどう別の避難所へ移動してもらうかについて,避難所に指定されている地域の人たちと相談しておかなくてはならない。こうしたことを踏まえた学校防災計画と防災マニュアルの策定が急がれる。(著者抄録)

シソーラス用語： 震災 ,  津波 ,  *学校 ,  マニュアル ,  *再構成 ,  情報収集 ,  避難地区 ,  *避難設備 ,  立地条件 ,  耐震補強 ,  食品 ,  蓄積 ,  児童 ,  学生 ,  誘導 ,  地域社会 ,  *防災計画
準シソーラス用語： 東日本大震災

分類 (2件)： 災害・防災一般  (RA02010Q) ,  教育施設,文化施設,宗教建築  (RB05050G)

タイトルに関連する用語 (3件)： 東日本大震災 ,  学校 ,  防災計画