抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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台風通過等に伴う河川水の流入による細菌生産の増加量を見積もるため,2011年に細菌捕食者を除いた条件下で海水-河川水混合実験を行い,細菌現存量の変化を調べた。実験には相模湾St.M及び酒匂川河口の表層水を使用し,水温25°C,暗条件下で6日間培養を行った。河川水混合区では細菌現存量は速やかに増加し,2~3日で最大となった。細菌生産量は,<0.2μm河川水混合区において,2日目までに,103~223μgC L-1d-1増加した。この値は,同海域における2005年の台風11号通過1日後の1次生産量81.3μgC L-1d-1を上回り,3日後の349μgC L-1d-1を下回っているため,台風通過等に伴う河川水の流入により,数日のうちに細菌生産が増大し,卓越することが示唆された。(著者抄録)