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J-GLOBAL ID：201202295288562269   整理番号：12A1052088

温度可変強磁場走査トンネル顕微鏡の開発と超伝導体への適用

著者 (2件)： 西嵜照和 (東北大 金属材料研) ,  小林典男 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センター年次報告  (Annual Report. High Field Laboratory for Superconducting Materials, Institute for Materials Research, Tohoku University)
巻： 2011  ページ： 166-167  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： X0986A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超伝導体あるいは磁場依存性のある物性を持つ物質の場合,走査型トンネル顕微鏡(STM)観察を強磁場中で行うことは重要である。本研究では,4.2K以上において温度可変で,15Tの超伝導マグネットで測定可能なSTMの開発を行った。NbSe₂単結晶を試料として用い走査トンネル分光を行った。STM装置は,既存の超伝導マグネットにセットできるように改良を加えた。特に,除振台が使用できないマグネットで,原子レベルで安定な装置を開発した。温度制御状態におけるSTM像から,安定なSTM像が得られ,温度の安定性に優れていることを明らかにした。また,磁場中においてもSTM像が観測され,数分間のSTMスキャン中においても原子レベルでドリフトの影響が見られないことを明らかにした。

シソーラス用語： *走査型トンネル顕微鏡 ,  *超伝導体 ,  磁場効果 ,  強磁場 ,  超伝導磁石 ,  単結晶 ,  *セレン化ニオブ ,  温度制御 ,  安定性 ,  ドリフト

分類 (2件)： 顕微鏡法  (BK01040E) ,  金属系超伝導体の物性  (BM04022R)

タイトルに関連する用語 (5件)： 可変 ,  強磁場 ,  走査トンネル顕微鏡 ,  開発 ,  超伝導体