文献
J-GLOBAL ID:201202296423657140   整理番号:12A1238120

全血中の6S-5-CH3-H4葉酸の超高速液体クロマトグラフィータンデム質量分析を利用する分析

Assay of whole blood (6S)-5-CH3-H4folate using ultra performance liquid chromatography tandem mass spectrometry
著者 (4件):
資料名:
巻: 404  号:ページ: 895-902  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
葉酸は,DNAの合成とメチル化を含む多くの生体経路の中で必須の補酵素として作用する。血清と全血(WB)中の葉酸の低濃度は,いくつかの病状と関係する。筆者らは,WB中の(6S)-5-CH3-H4葉酸(H4葉酸:テトラヒドロ葉酸),及び非-CH3-H4葉酸[HCO-H4葉酸,(6R)-5,10-CH+-H4葉酸,(6R)-5,10-CH2-H4葉酸,(6S)-H4葉酸,ジヒドロ葉酸,及び葉酸の和]の定量のための安定同位体希釈超高速液体クロマトグラフィータンデム質量分析(UPLC-MS/MS)法を明らかにする。本法は,溶血と脱抱合の後の固相抽出法を含む。本法の検量線は,0.2-200nmol/Lの範囲で直線であった。葉酸型の検出限界は,0.40nmol/L,又はこれ以下であった。日間試験の変動係数は,(6S)-5-CH3-H4葉酸で7.4%,非-CH3-H4葉酸で15.4%であった。葉酸型の回収率は97.1-102.7%の間であった。試料調製が,WBと血清中で人工葉酸の生成をドーズ依存性様式でもたらし,これが結果の誤った解釈に導いた。抗酸化剤の利用は,葉酸の生成を阻害しなかった。食品補給物を摂取せず,非強化成人42名の空腹時WBの葉酸濃度は,(6S)-5-CH3-H4葉酸で576nmol/L,非-CH3-H4葉酸で73.6nmol/Lであり,葉酸の500μg,ビタミンB6の50mg,及びビタミンB12の500μgを6ケ月間毎日摂取した35名の成人の(6S)-5-CH3-H4葉酸で1,206nmol/L,非-CH3-H4葉酸で155nmol/Lであった。本UPLC-MS/MS法は,WB中の葉酸にすぐれた感度と選択性を持つ。筆者らは,血清とWB中で人工葉酸の生成をもたらす(6S)-H4葉酸のドーズ依存性酸化を観察した。この影響を最小化するために,筆者らは,迅速な試料調製を推奨する。Copyright 2012 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機化合物の各種分析  ,  生物薬剤学(基礎)  ,  補酵素 
物質索引 (5件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る