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J-GLOBAL ID：201202296563482757   整理番号：12A1396705

からみ合い配列制御による超微細しわ形成ナノ多孔質のポリエチレン膜

Nanowrinkled and Nanoporous Polyethylene Membranes Via Entanglement Arrangement Control

著者 (4件)： UEHARA Hiroki (Gunma Univ., Gunma, JPN) ,  TAMURA Takuya (Gunma Univ., Gunma, JPN) ,  KAKIAGE Masaki (Gunma Univ., Gunma, JPN) ,  YAMANOBE Takeshi (Gunma Univ., Gunma, JPN)
資料名： Advanced Functional Materials  (Advanced Functional Materials)
巻： 22  号： 10  ページ： 2048-2057  発行年： 2012年05月23日 
JST資料番号： W1336A  ISSN： 1616-301X  CODEN： AFMDC6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)の一軸溶融紡糸中のからみ合い解放を解明した既報の研究を基に,30nm厚の均質ラメラの網目構造をもつ超微細しわ形成PE膜を二軸溶融延伸と溶融収縮操作から成る新規からみ合い制御方法で溶液加工処理なしに調製できることを報告した。ハイゼックス340M粉末をポリイミドフィルム間にはさみ,真空中で圧縮成形して(180°C,5MPa),フィルム(80~800μm厚)を調製した。特製の装置を用いてフィルムを二軸延伸した(120~160°C,垂直/水平延伸比:2×2~8×8,5mm/min)。引張及び引裂試験を行い(室温),応力-歪曲線,引張及び引裂強さ,弾性率などを測定した。SEM及びSPM観察で表面の微細構造,相構造などを調べ,広角及び小角X線法で伸切り鎖及び折りたたみ鎖結晶の配向を観察した(補完情報参照),さらに,DSC測定で2種類の結晶が共存していることを確認した。また,酸素ガス透過試験で市販のリチウム二次電池セパレータ用のUHMWPEフィルムに比べて細孔径は約1/10であるにかかわらず,高い透過率を示すことが分かった。

シソーラス用語： *高分子膜 ,  *超高分子量ポリエチレン ,  *多孔質体 ,  *表面構造 ,  *微細構造 ,  *皺 ,  ネットワーク構造 ,  ラメラ ,  圧縮成形 ,  プラスチックフィルム ,  延伸 ,  温度依存性 ,  応力歪曲線 ,  引張強さ ,  引裂き強さ ,  弾性係数 ,  結晶方位 ,  折畳み構造 ,  構造 ,  *多層膜 ,  *透過率 ,  *酸素 ,  リチウム二次電池
準シソーラス用語： *ナノ多孔質ポリエチレン膜 ,  結晶配向 ,  *酸素透過率 ,  伸びきり構造 ,  二軸延伸 ,  *二層構造

分類 (3件)： ポリオレフィン  (YH07090L) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  有機化合物の薄膜  (BK14070L)

タイトルに関連する用語 (5件)： 配列制御 ,  超微細 ,  しわ ,  ナノ多孔質 ,  ポリエチレン