文献

J-GLOBAL ID：201202296630017452   整理番号：12A0924026

海洋レーダによるリアルタイム流動監視システムの実用性

Practicability of Real-time Current Monitoring System with Ocean Radar

著者 (1件)： 坂井伸一 (電力中研)
資料名： 電力中央研究所環境科学研究所研究報告  (電力中央研究所環境科学研究所調査報告)
号： V11061  ページ： 22P  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： F0293D  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高分解能沿岸海洋レーダによるリアルタイム広域流動監視システム「DRAGONシステム」につき検討した。ここでは先ず,DRAGONシステムの特性として,流速計同等の測定精度,拡散係数評価などへの活用性,広域の潮流分布や残差流分布および不規則海域流動特性の把握,海峡部や多交通量海域での連続観測可能なことを確認した。温排水関連分野では,発電所建設に係る環境影響調査において調査範囲が広域に及ぶケースでの補足観測への活用,火力発電所リプレース計画での発電所前海域の流況データ取得への活用による調査の合理化が期待出来ることが判った。また,温排水モニタリングとの併用により温排水の分布状況を把握できることを確認した。

シソーラス用語： 実時間処理 ,  監視装置 ,  広域処理 ,  流動 ,  流体流 ,  潮流 ,  流れ分布 ,  海流 ,  温排水 ,  発電所 ,  *環境アセスメント ,  環境影響 ,  *沿岸流
準シソーラス用語： 沿岸環境 ,  *海洋レーダ ,  潮汐残差流 ,  *流動監視装置

分類 (3件)： 沿岸海洋物理学  (DC06060N) ,  環境問題  (SA01020V) ,  発電一般  (NB03010W)

引用文献 (30件)：

• Hinata H., S. Fujii, K. Furukawa, T. Kataoka, M. Miyata, T. Kobayashi, M. Mizutani, T. Kokai and N. Kanatsu (2011): Propagating Tsunami Wave and Subsequent Resonant Re-sponse Signals Detected by HF Radar in the Kii Channel, Japan, Estuarine, Coastal and Shelf Science, doi: 10.1016/j.ecss.2011.08009.
• Nadai, A., H. Kuroiwa, M. Mizutori and S. Sakai (1999): Measurement of ocean surface cur-rents by the CRL HF Ocean Surface Radar of FMCW Type. Part 2. Current Vector, J. Oceanogr., Vol.55, pp.13-30.
• Stewart, R. H. and J. W. Joy (1974): HF radio measurements of surface currents, Deep-Sea Res., 21, 1,039-1,049.
• 青木伸一 (2997): 天竜川における堆砂放流と遠州灘海岸浸食対策の連携に向けて,第 18 回沿岸環境関連学会連絡協議会ジョイントシンポジウム, http://www.wv.mei.titech.ac.jp/coast-env/simpo/18th/program/ppt/2/4aoki.pdf, 参照 2011-07.29.
• 石原孟 (2011): 洋上風力発電の最新技術と将来展望,産業と環境,pp.35-41.

タイトルに関連する用語 (5件)： 海洋レーダ ,  リアルタイム ,  流動 ,  監視システム ,  実用性