電気化学的検出法で高精度,短時間測定を実現した  ホウ素測定器[BD-101]の開発

吉村和久; 竹原公; 岡田重紀; 原田義一

文献

J-GLOBAL ID：201202296807843773 整理番号：12A0095398

電気化学的検出法で高精度,短時間測定を実現したホウ素測定器[BD-101]の開発

出版者サイト複写サービスで全文入手
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=12A0095398&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=Y0268A") }}

著者 (4件)： , , ,
資料名：
巻： 57 号： 1 ページ： 44-49 発行年： 2012年01月01日
JST資料番号： Y0268A ISSN： 0385-9630 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

高岳製作所グループが九州大学と共同で開発した,電気化学的手法を利用したホウ素測定器「BD-101」を取りあげ,その測定原理や基本的な構成,主な仕様・特徴などを紹介した。具体的には,BD-101の特徴として,1)ホウ素の測定方法はホウ酸-アゾメチンH錯体の還元反応を利用していること,2)±0.1mg/Lの測定精度を実現し,公定法の吸光光度法と同レベルであること,3)採取するサンプル量は20mLと少量で良いほか,測定に要する時間が20分と短いこと(サンプルの反応時間のみ),4)毒物や劇物を使用しないため試薬の取り扱いが容易であるほか,システム構成がシンプルであるため操作も簡単であること-等を挙げるとともに,本装置には逆浸透膜法を利用した海水淡水化システムなどへの活用が期待できること-等を述べた。

, , , , ,

化学プロセスの測定,監視,計装

引用文献 (4件)：

注1)ボルタンメトリー:微小電極についての加電圧電流曲線を測定し,解析する方法。
注2)SW:矩形灘ルタンメト十(Square Wave Voltammetry)
注3)グラッシーカーボン電極:炭素電極の代表的なもの。硬く稠密。酸化方向,還元方向に電位窓が広く,電気化学的に使いやすい電極とされている⁽⁶⁾。
注4)Ag/AgCl電極:銀一塩化銀電極(基準電極)

, , ,

前のページに戻る

電気化学的検出法で高精度,短時間測定を実現した ホウ素測定器[BD-101]の開発

電気化学的検出法で高精度,短時間測定を実現したホウ素測定器[BD-101]の開発