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J-GLOBAL ID:201202298017575070   整理番号:12A0395720

ライソザイムの熱安定度及び立体配座に及ぼす修飾β-シクロデキストリンの効果

Effects of modified β-cyclodextrin on thermal stability and conformation of lysozyme
著者 (6件):
資料名:
巻: 532  ページ: 10-14  発行年: 2012年03月20日 
JST資料番号: E0350C  ISSN: 0040-6031  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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環状オリゴ糖サイクロデキストリン(CD)のライソザイム安定度と立体配座に及ぼす効果をDSC,粘度,円偏光2色測定により熱力学的及び流体力学的に解明した。修飾されたβ-CDはCDの撥水性内部に撥水性部分の内包により折り畳まれていない状態を安定化させることでライソザイムの折り畳まれた状態を相対的に不安定化させた。より高い不安定化効果の順はアセチル-β-CD>メチル-β-CD>ヒドロキシプロピル-β-CDであった。メチル-,ヒドロキシプロピル-及びアセチル-β-CDに対する折り畳まれていない状態への結合CDのみかけの数はそれぞれ6.7±0.7,4.2±1.1及び18.6±4.3であり,結合定数は5.5±0.8,6.7±2.4及び4.4±1.2Lmol-1であった。折り畳まれていない状態の粘度は各々の修飾β-CDの濃度の増加と共に増加し,折り畳まれていない状態における撥水性コアの部分上のCDを内包することは撥水性コアの破壊に導き,ライソザイムがより広がった構造となる。CDの置換体は水素結合を直接切断することにより,そして,或は,撥水性相互作用の増加により不安定度を抑制することができる。各々の修飾CDsが異なった不安定度を持つという事実はCDの置換によりプロテインの安定度を制御する可能性を示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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