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J-GLOBAL ID：201202298714649910   整理番号：12A0268345

塩化揮発法を利用した廃電子基板からの金属回収と揮発挙動の検討

Metal Recovery from Printed Circuit Board Waste by Chlorination-Volatilization and the Volatilization Behavior of Metals

著者 (4件)： 細井明 (秋田大学大学院工学資源学研究科) ,  蛭田賢一 (秋田大学大学院工学資源学研究科) ,  高崎康志 (秋田大学国際資源学教育研究センター) ,  柴山敦 (秋田大学大学院工学資源学研究科)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 76  号： 2  ページ： 155-163 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 廃電子基板は重要なリサイクル原料であり,そのリサイクルプロセスの最適化は世界的に重要な課題である。本研究では,廃電子基板を粉末状に粉砕した粉砕基板と粉砕後に焼却工程を経た基板焼却灰の2種類の試料を対象に,基板中の主要金属や貴金属,レアメタルの塩化揮発挙動を調べた。各種金属の分離と回収を目的に,揮発反応に及ぼす塩素ガス流量あるいは加熱温度の影響を調査し,熱力学平衡計算ソフトを用いた理論面での考察と各金属の揮発特性について検討した。800°C以上の加熱で銅,鉛,亜鉛をはじめニッケル,アンチモンなどのレアメタル,貴金属の金が90%以上揮発し,主要金属である銅などが塩化物として回収できることが確認された。

シソーラス用語： 電子装置 ,  材料 ,  *リサイクル ,  廃棄物処理 ,  レアメタル ,  資源回収 ,  資源再生 ,  塩化物 ,  粉砕 ,  灰 ,  プリント基板 ,  貴金属 ,  金 ,  ニッケル ,  アンチモン ,  銅 ,  数値解析 ,  計算機シミュレーション ,  平衡 ,  塩素 ,  依存性 ,  温度依存性 ,  反応速度 ,  反応生成物 ,  相組成 ,  転化率 ,  反応速度定数 ,  X線回折
準シソーラス用語： 電子機器 ,  基板材料 ,  揮発 ,  焼却灰 ,  熱力学平衡 ,  流量依存性

分類 (2件)： 精錬  (WD02040L) ,  廃棄物処理  (WA01085U)

引用文献 (20件)：

• 1) F. Yoshida: Journal of MMIJ 126(2010) 166-171.
• 2) C. Hagelüken and C. E. M. Meskers: HazWasteManagemen, D4.1, (Oct. 2008).
• 3) Y. J. Park and D. J. Fray: Journal of Hazardous Materials 164(2009) 1152-1158.
• 4) W. J. Hall and P. T. Williams: Resources, Conservation and Recycling 51(2007) 691-709.
• 5) J. Molto, R. Font, A. Galves and J. A. Conesa: J. Anal. Appl. Pyro. 84(2009) 68-78.

タイトルに関連する用語 (4件)： 揮発 ,  電子 ,  金属回収 ,  挙動