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J-GLOBAL ID：201202298853662190   整理番号：12A0961705

結合スピン二量体系KCuCl₃における圧力誘起磁気量子相転移

Pressure-Induced Magnetic Quantum Phase Transition in Coupled Spin Dimer System KCuCl₃

著者 (5件)： ONO T. (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo) ,  KAWAKAMI J. (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo) ,  TANAKA H. (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo) ,  OSAKABE T. (JAEA, Ibaraki) ,  KAKURAI K. (JAEA, Ibaraki)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2011-050  ページ： 1-2-57 (WEB ONLY)  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： KCuCl₃は,基底状態から反強磁性状態へ圧力誘起量子相転移(QPT)を起こすスピン二量体系として知られている。磁化率の解析から,圧力の増加とともに,二量体内の相互作用は減少し,二量体間の相互作用の総和は増大することが分かった。本研究では,KCuCl₃における磁気相互作用の圧力依存性を調べるために,静水圧下での非弾性中性子散乱実験により,磁気励起を観測した。圧力の増加にともなって磁気励起のソフト化が起こることを見いだした。RPA近似を用いた計算から,得られた励起エネルギーの圧力依存性を説明した。

シソーラス用語： 二量体 ,  *相転移 ,  *塩化物 ,  *銅化合物 ,  *カリウム化合物 ,  相互作用 ,  中性子散乱 ,  非弾性散乱 ,  励起 ,  ランダム位相近似
準シソーラス用語： *圧力誘起相転移 ,  量子相転移 ,  磁気相互作用 ,  非弾性中性子散乱 ,  磁気励起 ,  RPA近似

分類 (1件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

引用文献 (3件)：

• 1) K. Goto, M. Fujisawa, H. Tanaka, Y. Uwatoko, A. Oosawa, T. Osakabe, and K. kakurai: "J. Phys. Soc. Jpn.", 75 064703(2006).
• 2) K. Goto, T. Osakabe, K. Kakurai, Y. Uwatoko, A. Oosawa, J. Kawakami, and H. Tanaka: "J. Phys. Soc. Jpn.", 76 053704(2007).
• 3) A. Oosawa, T. Kato, H. Tanaka, K. Kakurai, M. Muller and H.-J. Mikeska: "Phys. Rev. B"65 094426(2002).

タイトルに関連する用語 (4件)： スピン二量体 ,  誘起 ,  磁気 ,  量子相転移