抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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LS-DYNAは世界の多くの自動車会社で利用されている非線形動的構造解析ソフトウェアである。LS-DYNAでは解析モデルの詳細化に伴い計算時間が増大してきており,高速化が強く望まれている。富士通はLS-DYNAを開発している米国Livermore Software Technology Corporation(LSTC社)のパートナとして,ハイパフォーマンスコンピューティング向けにLS-DYNAの並列版に関して開発支援を行っている。富士通が販売している並列版LS-DYNAはOpenMPによるSMP版,MPIによるMPP版,SMP版とMPP版の組合せによるHybrid版の3種類があり,現在はスーパーコンピュータ「京」向けに大規模並列に適したHybrid版の高速化を実施している。本稿では,Hybrid版LS-DYNAの大規模並列性能を紹介し,さらにハードウェアバリアの使用や計算負荷の可視化を利用したロードバランスの改善による高速化の方法と効果を紹介する。(著者抄録)