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J-GLOBAL ID：201202299388517061   整理番号：12A0262438

劣決定音源分離のための分離音声のケプストラムスムージング

著者 (9件)： 安齊祐美 (NTT コミュニケーション科学基礎研) ,  安齊祐美 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  荒木章子 (NTT コミュニケーション科学基礎研) ,  牧野昭二 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  牧野昭二 (筑波大 生命領域学際研究セ) ,  中谷智広 (NTT コミュニケーション科学基礎研) ,  山田武志 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  中村篤 (NTT コミュニケーション科学基礎研) ,  北脇信彦 (筑波大)
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 68  号： 2  ページ： 74-85  発行年： 2012年02月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,音源信号のスパース性に基づき,時間周波数バイナリマスク(BM)を用いる音源分離手法におけるミュージカルノイズの低減を目的とした,分離音声のケプストラムスムージング(CSS)を提案する。CSSは,近年提案されたスペクトルマスクのケプストラムスムージング(CSM)で用いられるケプストラム領域でスムージングする考え方と,ケプストラム表現による音声特性の保持の制御という観点では,マスクではなくBMによって得られた分離音声を直接スムージングする方が好ましいという仮説とに基づいている。また,従来法(CSM)や提案法(CSS)と他のミュージカルノイズ低減手法の性能を実験により比較する。CSSでは,CSMと同程度のミュージカルノイズ低減性能を有し,更に目的音声の歪の小さい分離信号が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *信号処理 ,  *ケプストラム ,  音声信号 ,  雑音 ,  平滑化
準シソーラス用語： *ブラインド音源分離 ,  スパース性 ,  バイナリマスク ,  *ミュージカルノイズ

分類 (1件)： 音声処理  (JE05000E)

引用文献 (24件)：

• HAYKIN, S. Ed. Blind Source Separation. 2000
• HYVARINEN, A. Independent Component Analysis. 2001
• YILMAZ, O. Blind separation of speech mixtures via time-frequency masking. IEEE Trans. Signal Process. 2004, 52, 1830-1847
• ROMAN, N. Binaural sound segregation for multisource reverberant environments. Proc. ICASSP 2004. 2004, II, 373-376
• RICKARD, S. On the W-disjoint or-thogonality of speech. Proc. ICASSP 2002. 2002, 1, 529-532

タイトルに関連する用語 (4件)： 音源分離 ,  音声 ,  ケプストラム ,  スムージング