特許
J-GLOBAL ID:201203007864784491

フッ素樹脂成形体及びフッ素樹脂成形体表面改質方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三木 久巳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-061845
公開番号(公開出願番号):特開2012-197347
出願日: 2011年03月20日
公開日(公表日): 2012年10月18日
要約:
【課題】表面改質後にフッ素樹脂の特性を有し、大気圧雰囲気下で励起ガスを照射して表面改質処理が可能なフッ素樹脂成形体を提供することである。【解決手段】本発明は、フッ素樹脂改質面を形成したフッ素樹脂成形体において、レーザーラマン分光スペクトルを測定して、GバンドとCF2バンドからバックグランドのスペクトル強度を差引いたとき、ピーク強度Igとピーク強度ICF2の強度比Ig/ICF2が0〜0.01の範囲にあり、1000cm-1のスペクトル強度をI1000、2000cm-1のスペクトル強度をI2000としたとき、ΔItr=|(I2000-I1000)|/ICF2が0〜0.1の範囲にあり、前記フッ素樹脂改質面上で所定区間平面の区間平面積をS0とし、前記所定区間平面内にある前記フッ素樹脂改質面の表面積をSとしたとき、前記フッ素樹脂改質面の改質表面積率R=S/S0が1.2以上であるフッ素樹脂成形体である。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
フッ素樹脂表面に励起ガスを照射してフッ素樹脂改質面を形成したフッ素樹脂成形体において、波長532nmのレーザー光を前記フッ素樹脂改質面に照射してラマン分光器によりレーザーラマン分光スペクトルを測定して、前記レーザーラマン分光スペクトルの1500cm-1から1650cm-1の間で極大となるGバンドと1300cm-1から1400cm-1の間で極大となるCF2バンドからバックグラウンドのスペクトル強度を差引いたとき、前記Gバンドのピーク強度Igと前記CF2バンドのピーク強度ICF2の強度比Ig/ICF2が0〜0.01の範囲にあり、前記バックグラウンドの前記スペクトル強度を差引く前の前記レーザーラマン分光スペクトルにおける1000cm-1のスペクトル強度をI1000、2000cm-1のスペクトル強度をI2000としたとき、前記ICF2に対する前記I2000と前記I1000との差の比ΔItrが下記の式で表され、 ΔItr=|(I2000-I1000)|/ICF2 前記ΔItrが0〜0.1の範囲にあり、前記フッ素樹脂改質面上で所定区間平面の区間平面積をS0とし、前記所定区間平面内にある前記フッ素樹脂改質面の表面積をSとしたとき、前記フッ素樹脂改質面の改質表面積率Rは、R=S/S0で表され、前記改質表面積率Rが1.2以上であることを特徴とするフッ素樹脂成形体。
IPC (1件):
C08J 7/00
FI (2件):
C08J7/00 306 ,  C08J7/00
Fターム (9件):
4F073AA01 ,  4F073AA06 ,  4F073BA15 ,  4F073BA16 ,  4F073BB01 ,  4F073CA01 ,  4F073CA08 ,  4F073CA63 ,  4F073CA65

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