特許
J-GLOBAL ID:201203011655206607

炭素繊維及びその原糸、プレ酸化繊維の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 龍華国際特許業務法人
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-502426
公開番号(公開出願番号):特表2012-522142
出願日: 2010年01月11日
公開日(公表日): 2012年09月20日
要約:
本発明は、炭素繊維及びその原糸、プレ酸化繊維の製造方法を提供する。本発明の一つの実施形態において、低分子ゲル化剤を採用することにより、ポリアクリロニトリル原糸のゲル紡糸法を実現し、炭素繊維の引張り強度を15%-40%向上させ、靱性を20%-35%向上させた。本発明の別の実施形態において、可塑剤としてイミダゾール型イオン液体を使用しポリアクリロニトリルを溶融紡糸することにより、環境汚染を減少し、産業化生産に適し、且つ製造された繊維の強度が向上した。本発明のまた別の実施形態において、溶融紡糸でポリアクリロニトリルプレ酸化繊維を製造することにより、ポリアクリロニトリルの低コスト及び制御可能なプレ酸化を実現した。本発明のさらなる別の実施形態において、高分子増粘剤を使用することにより、高強度炭素繊維を製造できた。本発明のもう一つの実施形態において、紡糸する前にプレ酸化を行うことにより、ポリアクリロニトリルの低コスト及び制御可能なプレ酸化を実現し、芯鞘構造を減少させ、高性能炭素繊維を生産し、且つ当該製造方法により炭素繊維の生産コストを大きく低減させることができた。【選択図】図1
請求項(抜粋):
a) 水がない状態まで乾燥させたポリアクリロニトリル粉末と溶媒を5:100-20:100の質量比で混合し、温度が70°C-110°Cになるように、ポリアクリロニトリル粉末が完全に溶解するまでにこの混合物を加熱するステップと、 b) ステップa)で得られた混合溶液に、低分子ゲル化剤2%-5%(溶液の質量を占める部数)を加え、機械で1時間攪拌し、均一に混合させて、紡糸液を得るステップと、 c)ステップb)で得られた紡糸液を湿式紡糸機に移し、ポリアクリロニトリル原糸を製造する通常の湿式紡糸法を用いて紡糸して、ポリアクリロニトリル原糸を得るステップと を含むことを特徴とするポリアクリロニトリル原糸を製造するゲル紡糸法。
IPC (3件):
D01F 6/18 ,  D01F 9/22 ,  D06M 11/74
FI (3件):
D01F6/18 E ,  D01F9/22 ,  D06M11/74
Fターム (24件):
4L031AA17 ,  4L031AA27 ,  4L031AB01 ,  4L031BA02 ,  4L031DA11 ,  4L035AA04 ,  4L035AA05 ,  4L035AA09 ,  4L035BB03 ,  4L035BB05 ,  4L035BB11 ,  4L035BB15 ,  4L035BB32 ,  4L035BB66 ,  4L035BB71 ,  4L035CC01 ,  4L035FF01 ,  4L035JJ01 ,  4L035JJ11 ,  4L035KK05 ,  4L037CS03 ,  4L037FA01 ,  4L037FA11 ,  4L037UA09
引用特許:
審査官引用 (6件)
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