特許
J-GLOBAL ID:201203038760944228

ネットワークシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 廣瀬 一 ,  田中 秀▲てつ▼
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-170378
公開番号(公開出願番号):特開2012-034080
出願日: 2010年07月29日
公開日(公表日): 2012年02月16日
要約:
【課題】論理的なリング型ネットワークを構成するシステムにおいて、ノード間のタイマ値の同期を容易且つ的確に行なう。【解決手段】各ノードでのタイマラッチ指示メッセージの受信タイミングにおけるタイマ値と各ノードのノード構成情報とを収集しこれを利用してマスタ及びスレーブ間の伝送遅延時間を演算しノード構成情報と共に記憶しておく。スレーブノードは、通知されるマスタタイマ値と伝送遅延時間との和を自ノードのタイマ値として更新設定してマスタノードとの同期化を図る。マスタノードは、ループバック状態のノードが異常状態の復旧を検出したとき、このノードによる切り離しノードを含む各ノードのノード構成情報を収集し、このノード構成情報が記憶領域のノード構成情報と一致するとき記憶領域の伝送遅延時間を利用してノード間におけるタイマ値の同期化を図る(ステップS41〜S48)。【選択図】 図19
請求項(抜粋):
マスタノード及び複数のスレーブノードを第1の伝送路及び第2の伝送路それぞれによりデイジーチェーン接続し、該デイジーチェーン接続された両端のノードそれぞれで前記第1の伝送路と前記第2の伝送路とを接続してリング状の通常伝送経路を構成し、 隣接するノードとの間での通信が不可となる異常状態を検出した異常検出スレーブノードが、前記第1の伝送路と前記第2の伝送路とを接続してループバックし、リング状のループバック伝送経路を構成し、 前記異常状態の復旧が検出されたときに前記異常検出スレーブノードのループバックを解除し、リング状の復旧伝送経路を構成すると共に、 前記伝送路に回送される複数種類のメッセージに応じて各ノードが所定の処理を実行するネットワークシステムであって、 各ノードは、タイマと、タイマ情報記憶メッセージを前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路から受信したときのタイマ値からなるタイマ情報を記憶するタイマ情報記憶部と、自ノードのノード構成情報を記憶するノード構成情報記憶部と、を有し、 前記マスタノードは、 前記通常伝送経路を構成する各前記スレーブノードのノード構成情報を収集して記憶し、前記通常伝送経路を構成する各ノードの前記タイマ情報を収集し、当該タイマ情報から前記マスタノードと各前記スレーブノード間のメッセージの伝送時間である第1伝送遅延時間を演算して記憶し、当該第1伝送遅延時間を各前記スレーブノードに送信し、 前記異常状態の復旧を検出した場合には、前記復旧伝送経路を構成する各前記スレーブノードのノード構成情報を収集し、当該復旧伝送経路における前記各ノード構成情報と記憶された前記通常伝送経路における前記各ノード構成情報とを比較し、 当該比較により前記各ノード構成情報が一致した場合には、前記復旧伝送経路を構成する各前記スレーブノードに、前記記憶された前記通常伝送経路における前記第1伝送遅延時間を送信し、前記異常検出スレーブノードのループバックを解除し、 前記比較により前記各ノード構成情報が不一致である場合には、前記異常検出スレーブノードのループバックを解除し、前記復旧伝送経路を構成する各前記スレーブノードのノード構成情報を前記通常伝送経路におけるノード構成情報として記憶し、前記復旧伝送経路を構成する各ノードのタイマ情報を収集し、当該タイマ情報から前記マスタノードと各前記スレーブノード間のメッセージの伝送時間である第2伝送遅延時間を演算して前記通常伝送経路の第1伝送遅延時間として記憶し、当該第2伝送遅延時間を各前記スレーブノードに送信し、 前記第1または第2伝送遅延時間を送信した後に、自ノードのタイマ値をマスタタイマ値として各前記スレーブノードに送信し、 前記スレーブノードは、 前記マスタノードから送信された自ノードの前記第1又は第2の伝送遅延時間を記憶し、前記マスタタイマ値を受信した時に、該マスタタイマ値と記憶されている前記第1又は第2の伝送遅延時間との和を自ノードのタイマ値として更新設定することを特徴とするネットワークシステム。
IPC (2件):
H04L 12/42 ,  H04L 12/423
FI (2件):
H04L12/42 Z ,  H04L12/423
Fターム (3件):
5K031AA08 ,  5K031CB19 ,  5K031DA02
引用特許:
審査官引用 (5件)
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