特許
J-GLOBAL ID:201203059729651031

給電系統における漏洩電流測定装置及び漏洩電流測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 榮一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-079628
公開番号(公開出願番号):特開2012-215423
出願日: 2011年03月31日
公開日(公表日): 2012年11月08日
要約:
【課題】交流/直流変換装置から導出される直流給電線、直流装置や負荷装置の電圧印加部分と接地部分間の絶縁抵抗を通じて流れる故障電流と対地静電容量を通じて流れる漏洩電流を正確に測定する。【解決手段】処理演算部16は、交流給電線2の線間電圧、零相変流器9が給電電源から交流/直流変換装置3、直流給電線4から負荷装置5へ流れる電流のベクトル和として検出した零相電流I0を分流器10により分流した交流電流Iaoを信号処理し、入力電圧と交流電流Iaoとの位相差を計測する信号処理部13と、演算部14を備える。演算部は、交流電流Iaoの入力電圧に対する位相角θを演算し、位相角θと交流電流Iaoの値とから入力電圧に対する有効成分Aと無効成分Bを算出し、その実効値から、対地漏洩コンダクタンス7を経由して流れる各電流の絶対値の合計の故障電流Igrの値及び対地静電容量6を経由して流れる漏洩電流Igcを演算する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
端子の1つ又は巻線の中点が接地された単相又は三相に結線された変圧器の二次側巻線で形成される交流電源から導出される単相又は三相の交流給電線に接続される交流/直流変換装置と、この交流/直流変換装置から導出される直流給電線と、この直流給電線に接続される直流装置及び直流/交流変換装置と、この直流/交流変換装置を経由して接続される交流装置とを備える給電システムの直流及び交流電圧印加部分と接地部分間の絶縁抵抗を介して流れる漏洩電流Igrと、上記電圧印加部分と上記接地部分間に存在する対地静電容量を介して流れる漏洩電流Igcを測定する漏洩電流測定装置において、 上記交流給電線の線間電圧を測定する電圧検出手段と、 上記交流給電線又は上記直流給電線に流れる電流のベクトル和である零相電流I0を検出する零相電流検出手段と、 上記零相電流I0から交流電流Iaoを検出する交流電流検出手段と、 上記電圧検出手段によって検出された上記線間電圧を基準電圧とし、この基準電圧と上記交流電流Iaoとの位相を比較する位相比較手段と、 上記絶縁抵抗を介して流れる漏洩電流Igrと上記対地静電容量を介して流れる漏洩電流Igcを演算する演算手段とを備え、 上記演算手段は、 上記基準電圧に対して、上記交流電流Iaoを同相の有効成分Aと、これと直角の位相差を有する無効成分Bに分離した計測値を求め、 上記線間電圧を基準電圧としたときに得られる上記交流電流Iaoの有効成分Aとこれと直角の位相差を有する無効成分Bとに基づいて、上記交流/直流変換装置と、この変換装置から導出される直流給電線及びこの直流給電線に接続される直流装置及び直流/交流変換装置と、この直流/交流変換装置を経由して接続される交流装置全体の直流正極側のみに発生する上記漏洩電流Igrの値、直流負極側のみに発生する上記漏洩電流Igrの絶対値、上記直流正極側のみに発生する上記漏洩電流Igrの値と直流負極側のみに発生する上記漏洩電流Igrの絶対値との合計値である直流正極側及び直流負極側に発生する上記漏洩電流Igrの絶対値の合計値、及び上記交流電圧及び直流電圧印加部分と接地部分間に存在する対地静電容量を介して流れる全体の漏洩電流Igcの値、交流配電線及び上記交流/直流変換装置及び上記直流/交流変換装置と上記直流/交流変換装置を経由して接続される交流装置の1相に発生する上記漏洩電流Igrの値、交流装置の2相に発生する上記漏洩電流Igrの絶対値の合計値を演算することを特徴とする漏洩電流測定装置。
IPC (2件):
G01R 31/02 ,  G01R 19/00
FI (2件):
G01R31/02 ,  G01R19/00 A
Fターム (13件):
2G014AA16 ,  2G014AA19 ,  2G014AB29 ,  2G014AB33 ,  2G014AC15 ,  2G014AC19 ,  2G035AB07 ,  2G035AC03 ,  2G035AD10 ,  2G035AD13 ,  2G035AD28 ,  2G035AD33 ,  2G035AD66
引用特許:
審査官引用 (1件)

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