特許
J-GLOBAL ID:201203076613344257
多能性幹細胞その他の分散浮遊可能な細胞用の凍結保存液および凍結保存法
発明者:
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出願人/特許権者:
,
代理人 (5件):
蔦田 璋子
, 蔦田 正人
, 中村 哲士
, 富田 克幸
, 夫 世進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-082838
公開番号(公開出願番号):特開2012-217342
出願日: 2011年04月04日
公開日(公表日): 2012年11月12日
要約:
【課題】再生医療に応用可能なヒト多能性幹細胞を、ジメチルスルホキシドなどの有害な凍結保存剤や動物由来成分を用いずに安全に効率よく凍結保存可能な凍結保存用組成物および凍結保存方法を提供する。【解決手段】ε-ポリ-L-リジンに無水コハク酸を反応させて、ε-ポリ-L-リジンのアミノ基の60%以上をカルボキシル基に変換する。このようにして得た高分子化合物を、生理的食塩水などに5〜7.5w/w%溶解させ、エチレングリコール6〜7.5M、スクロース0.75Mを含有した溶液としたガラス化液とする。この組成により低温での水の結晶化が抑制され、-70〜-300°C/minの冷却速度域で安定なガラス状態が得られるため、効率の高い凍結保存が可能となった。【選択図】図1
請求項(抜粋):
アミノ基及びカルボン酸基を繰り返し単位中に有する両性高分子化合物1〜20重量%と、分子量1000未満の糖類化合物0.25M〜1.5Mと、分子量1000未満の非糖類多価アルコール5M〜7Mとを溶解させた生理溶液を凍結保存液として用い、該保存液中に細胞のコロニーまたはシングルセルを分散させて、-70°C/min〜-150°C/minにて冷却を行うことを特徴とする細胞の凍結保存法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (7件):
4B065AA93X
, 4B065AB01
, 4B065AC12
, 4B065BA01
, 4B065BD09
, 4B065BD12
, 4B065CA44
引用特許:
審査官引用 (1件)
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医療用細胞凍害防御液
公報種別:公開公報
出願番号:特願2009-194792
出願人:大陽日酸株式会社
引用文献:
審査官引用 (6件)
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低温医学, 20100930, 36巻,3号, 65-68頁
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Biomaterials, 2009, Vol.30, p.4842-4849
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新規ガラス化法によるヒトiPS細胞の凍結保存
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実験医学別冊 バイオマニュアルUPシリーズ 分子生物学研究のための培養細胞実験法, 1996, pp.46-48
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組織培養の技術[第3版]基礎編, 1999, pp.73-76
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実験医学別冊 培養細胞実験ハンドブック 細胞培養の基本と解析法のすべて, 2004, pp.69-74
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