特許
J-GLOBAL ID:201203077248584290

希土類系磁石合金材料からの金属元素の分離回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 中島 三千雄 ,  中島 正博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-030442
公開番号(公開出願番号):特開2012-167345
出願日: 2011年02月16日
公開日(公表日): 2012年09月06日
要約:
【課題】希土類系磁石合金材料からの希土類元素等の金属元素の分離回収に際し、煩雑な制御や操作等を不要と為し得る、簡便で且つ小スケールからでも実施可能な希土類元素を含む金属元素の回収方法を提供する。【解決手段】所定温度に加温した硫酸水溶液において、磁石構成元素の硫酸塩を、その温度でそれ以上溶けない状態まで溶解させ、そこへ希土類系磁石合金材料を供給するようにして、希土類系磁石合金材料を硫酸と反応溶解させると共に、磁石構成元素の硫酸塩を析出せしめた後、かかる析出した硫酸塩を焼成して、鉄の硫酸塩を酸化鉄に変え、次いでその焼成残渣を水に浸漬して、他の磁石構成元素の硫酸塩を溶解せしめて、酸化鉄から分離した後、その得られた硫酸塩の水溶液から、抽出処理及び/又は沈殿処理により、他の磁石構成元素を分離、回収する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
希土類系磁石合金材料を構成する希土類元素を含む金属元素の硫酸塩を、飽和状態で含む硫酸水溶液を用いて、該硫酸水溶液中に前記希土類系磁石合金材料を存在せしめた状態下において、該硫酸水溶液を50°C〜100°Cの温度に加温することにより、該希土類系磁石合金材料の溶解を進行せしめる一方、前記金属元素の硫酸塩を析出せしめる第一の工程と、 該第一の工程で析出した金属元素の硫酸塩を、前記硫酸水溶液から取り出して、480〜735°Cの温度で焼成することにより、該金属元素の硫酸塩中の鉄の硫酸塩を熱分解させて、酸化鉄に変える第二の工程と、 該第二の工程において得られた、前記酸化鉄を含む焼成残渣を、水に浸漬して、鉄以外の残余の金属元素の硫酸塩を溶解せしめた後、該残余の金属元素の硫酸塩の水溶液と、水には溶解されなかった酸化鉄とを分離する第三の工程と、 該第三の工程において分離された前記残余の金属元素の硫酸塩の水溶液から、抽出処理及び/又は沈殿処理により、希土類元素及びその他の有用金属元素を分離、回収する第四の工程と、 を含むことを特徴とする希土類系磁石合金材料からの金属元素の分離回収方法。
IPC (6件):
C22B 59/00 ,  C22B 7/00 ,  C22B 3/04 ,  C22B 3/26 ,  C22B 3/44 ,  B09B 3/00
FI (7件):
C22B59/00 ,  C22B7/00 G ,  C22B3/00 A ,  C22B3/00 J ,  C22B3/00 P ,  B09B3/00 304J ,  B09B3/00
Fターム (18件):
4D004AA16 ,  4D004AA21 ,  4D004BA05 ,  4D004CA04 ,  4D004CA22 ,  4D004CA40 ,  4D004CC12 ,  4D004DA02 ,  4D004DA03 ,  4D004DA06 ,  4K001AA39 ,  4K001BA22 ,  4K001CA09 ,  4K001DB03 ,  4K001DB22 ,  4K001DB26 ,  4K001DB31 ,  4K001DB34
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開昭54-089904
  • 特表昭56-501528
  • 特開平2-277730
全件表示

前のページに戻る