特許
J-GLOBAL ID:201203085527414969

ポリロタキサンの合成方法及び新規ポリロタキサン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井波 実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-168846
公開番号(公開出願番号):特開2012-025923
出願日: 2010年07月28日
公開日(公表日): 2012年02月09日
要約:
【課題】ポリロタキサンの軸となる直鎖状分子の種類が限定されないポリロタキサンの新規な製造法の提供。【解決手段】a)両末端に-COOH基を有する直鎖状分子を準備する工程;b)該-COOH基を、-OH基を有する第1の化合物と反応させ、-COO-(第1の化合物由来の基)で表される基を形成する工程;c)-COO-(第1の化合物由来の基)で表される基を両末端に有する直鎖状分子と第1の環状分子とを混合し、擬ポリロタキサンを調製する工程;及びd)第2の環状分子と擬ポリロタキサンとを酸触媒又は塩基触媒下で反応させ、-COO-(第1の化合物由来の基)で表される基を-COO-(第2の環状分子由来の基)で表される基へとエステル交換し、直鎖状分子の両端に-COO-(第2の環状分子由来の基)で表される基からなる封鎖基を配置してポリロタキサンを調製する工程;を有するポリロタキサンの調製法により、上記課題を解決する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
a)両末端に-COOH基を有する直鎖状分子を準備する工程; b)前記両末端の前記-COOH基を、-OH基を有する第1の化合物と反応させて、-COO-(第1の化合物由来の基)で表される基を形成する工程; c)前記-COO-(第1の化合物由来の基)で表される基を両末端に有する直鎖状分子と第1の環状分子とを混合し、前記第1の環状分子の開口部が前記直鎖状分子によって串刺し状に包接されてなる擬ポリロタキサンを調製する工程; d)前記第1の環状分子と同じであっても異なってもよい第2の環状分子と、前記擬ポリロタキサンとを、酸触媒又は塩基触媒下で、反応させ、前記-COO-(第1の化合物由来の基)で表される基を-COO-(第2の環状分子由来の基)で表される基へとエステル交換し、前記第1の環状分子が脱離しないように、前記直鎖状分子の両端に前記-COO-(第2の環状分子由来の基)で表される基からなる封鎖基を配置して、ポリロタキサンを調製する工程; を有する、ポリロタキサンの調製方法。
IPC (1件):
C08B 37/16
FI (1件):
C08B37/16
Fターム (5件):
4C090AA01 ,  4C090AA05 ,  4C090BA11 ,  4C090CA46 ,  4C090DA32
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
審査官引用 (2件)
  • 日本化学会西日本大会講演要旨集, 2009, 2009, 112
  • 日本化学会西日本大会講演要旨集, 2009, 2009, 112

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