特許
J-GLOBAL ID:201203085676481431

スタータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 石黒 健二 ,  長谷 真司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-091235
公開番号(公開出願番号):特開2012-225189
出願日: 2011年04月15日
公開日(公表日): 2012年11月15日
要約:
【課題】タンデムソレノイド型の電磁スイッチをピニオン軸と同軸線上に配置したスタータにおいて、電磁スイッチの全長を短縮することにより、スタータの搭載性を向上できる技術を提供する。【解決手段】SL1プランジャ34は、外周面に段差が設けられ、この段差より前端側であるプランジャ摺動部34aの外径より、段差より後端側であるプランジャ後部34bの外径の方が小さく形成されている。一方、SL2プランジャ41は、前端側が開口するプランジャ摺動部41aの内径がプランジャ後部34bの外径より大きく形成されている。SL1プランジャ34とSL2プランジャ41は、SL1コイル28およびSL2コイル29が共に非励磁の時、つまり、SL1プランジャ34とSL2プランジャ41が共に戻り位置に静止している時に、プランジャ後部34bがSL2プランジャ41の内周に入り込んで軸方向にラップしている。【選択図】図2
請求項(抜粋):
回転力を発生するモータと、 このモータの電機子軸と平行に配置されるピニオン軸と、 このピニオン軸に支持されて前記ピニオン軸と一体に回転するピニオンと、 前記モータの回転速度を減速して駆動トルクを増幅する減速装置と、 この減速装置で増幅された駆動トルクを前記ピニオン軸に伝達するクラッチと、 第1のコイルに発生する磁力を利用して前記ピニオン軸をエンジン側へ押し出す第1のソレノイド、及び、第2のコイルの励磁/非励磁に応じて前記モータの通電電流を断続するためのメイン接点を開閉する第2のソレノイドを有し、前記第1、第2のソレノイドを軸方向に並べて前記ピニオン軸と同軸線上に配置した電磁スイッチとを備え、 前記ピニオン軸に伝達される駆動トルクを前記ピニオンからエンジンのリングギヤに伝達して前記エンジンを始動させるスタータであって、 前記電磁スイッチは、 軸方向のピニオン側を前端側、軸方向の反ピニオン側を後端側と定義した時に、 前記第1のソレノイドと第2のソレノイドは、前記第1のコイルと前記第2のコイルとの間に両コイルの軸心方向と直交して配置される円環状の磁性プレートを共有し、その磁性プレートより前端側に前記第1のコイルが配置され、前記磁性プレートより後端側に前記第2のコイルが配置され、 前記第1のソレノイドは、前記第1のコイルが発生する磁力に吸引されて前記ピニオン軸をエンジン側へ押し出す方向に移動する第1のプランジャを内蔵し、この第1のプランジャは、径方向の外周面に段差が設けられて、この段差より前端側をプランジャ摺動部と呼び、前記段差より後端側をプランジャ後部と呼ぶ時に、前記プランジャ後部の外径が前記プランジャ摺動部の外径より小さく形成され、 前記第2のソレノイドは、前記第2のコイルが発生する磁力に吸引されて前記メイン接点を閉じる方向に移動する第2のプランジャを内蔵し、この第2のプランジャは、前端側が開口する円筒形状に設けられて、その円筒内径が前記プランジャ後部の外径より大きく形成され、 前記第1のプランジャと前記第2のプランジャは、前記第1のコイルおよび前記第2コイルが共に非励磁の時に、前記プランジャ後部が前記第2のプランジャの内周に入り込んで軸方向にラップしていることを特徴とするスタータ。
IPC (4件):
F02N 15/06 ,  F02N 15/00 ,  H01H 50/20 ,  H01H 50/16
FI (4件):
F02N15/06 C ,  F02N15/00 E ,  H01H50/20 B ,  H01H50/16 Y
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特許第4207854号
  • エンジン始動装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-320171   出願人:株式会社ミツバ

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