抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成22年度大阪府水道水質検査外部精度管理として,シアン化物イオン及び塩化シアンの検査値を,「真値」に対する誤差率が±10%以内とZスコアの絶対値が3未満であるの2つの方法で評価した。報告された28検査値の内,「真値」に対する誤差率が±10%を超過した機関は3機関,また,Zスコアの絶対値が3を超過した機関は2機関であった。両方法で許容範囲を超えた検査値を「外れ値」と評価したが,この「外れ値」になったのは2機関であった。これらのことからシアン化物イオン及び塩化シアンに関する外部精度管理は概ね良好な結果であったと考えられた。また,「外れ値」の原因等を検証した結果,検査精度を向上させるためには,以下の点に留意が必要と考えられた:1)シアン化物イオン標準原液は検査する前にシアン化物イオン濃度の評定を行う。2)塩化シアン標準液調製時のシアン化物イオンからの塩化シアンの生成は適切な条件(反応温度と時間)で行う。