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J-GLOBAL ID:201302202914893905   整理番号:13A1681817

多孔性錯体材料(PCP)を用いた新しいCO2分離・変換の化学

Chemistry of CO2 separation and conversion by porous coordination polymer
著者 (5件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 73-84  発行年: 2013年09月30日 
JST資料番号: L1799A  ISSN: 0918-7774  CODEN: ZEOREM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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二酸化炭素(CO2)の濃度上昇は近年ますます深刻な社会問題となっている。地球各地で排出されるCO2を回収し,有用な物質へ変換する技術の発展が望まれる。ここではCO2が含まれた気体(ガス)からCO2のみを分離でき,またCO2を他の物質に変換する触媒材料として,多孔性錯体を紹介する。金属と有機物を共に含む多孔性錯体は10年ほど前から急激に発展している固体結晶材料であり,高い表面積や化学特性を構造中に付与できる機能性材料である。CO2分離において重要なのは高い分離特性だけではなく,分離した後のCO2回収にかかるエネルギーを低減する技術である。多孔性錯体を用いると高いCO2分離特性と低エネルギー回収を両立することができ,既存の吸着剤と比べ,総分離プロセスにおいて大きなメリットを生み出す。また多孔性錯体の内部空孔を利用すると,CO2を変換する金属ナノ粒子などの触媒を高分散に担持することができる。この多孔性錯体と金属ナノ粒子の複合体は,ナノ粒子単体と比べ,CO2の高い拡散挙動や触媒の高活性化が可能であり,CO2に対する不均一触媒としての機能が期待される。最近の研究成果の詳細について説明する。(著者抄録)
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分類 (4件):
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貴金属触媒  ,  白金族元素の錯体  ,  排ガス処理法  ,  吸着剤 
物質索引 (10件):
物質索引
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引用文献 (26件):
  • 温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)の解析による.
  • IPCC, “IPCC Special Report on Carbon Dioxide Capture and Strage” 2005; M. C. Trachtenberg, R. M. Cowan and D. A. Smith in Proceedings of the Sixth Annual Conference on Carbon Capture & Sequestration, Pittsburgh, 2007.
  • 日本経済新聞,2012年10月16日.
  • エネルギー白書(73年度・10年度),電力調査統計(12年8月).
  • World Shale Gas Resources: An Initial Assessment of 14 Regions Outside the United States, 2011.
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タイトルに関連する用語 (5件):
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