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J-GLOBAL ID：201302204394033927   整理番号：13A0013446

ねじりと曲げを受けるラーメン高架橋柱の変形性能と地震被害

DEFORMATION PERFORMANCE AND SEISMIC DAMAGE OF RC COLUMNS OF RIGID FRAME VIADUCTS SUBJECTED TO COMBINED TORSION AND BENDING

著者 (3件)： 田所敏弥 ((公財)鉄道総合技術研究所 コンクリート構造) ,  谷村幸裕 ((公財)鉄道総合技術研究所 コンクリート構造) ,  中田裕喜 ((公財)鉄道総合技術研究所 コンクリート構造)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 68  号： 3  ページ： 166-177 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 不整形な平面形状や地盤条件,質量配置が不均等なラーメン高架橋においては,RC柱にねじりが作用することが解析的検討により指摘されている.そこで,ねじりを作用させたRC柱の正負交番載荷試験を行い,過去の地震におけるRC柱の損傷を再現するとともに,ねじりがRC柱の変形性能におよぼす影響について検討した.その結果,ねじりと曲げを受けるRC柱では,曲げ降伏後,ねじり変形が柱基部に局所化するため,ねじり破壊する可能性は極めて小さいこと,ねじりにより変形性能が低下するが,その程度は,ねじり量,帯鉄筋量の影響をほとんど受けないことがわかった.さらに,これらの検討結果を踏まえ,ねじりが作用する構造物の耐震設計における留意事項を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： ラーメン【骨組】 ,  *柱 ,  ねじり変形 ,  *震災 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  *高架橋 ,  鉄道橋 ,  不均一系 ,  柱脚 ,  載荷試験 ,  繰返し荷重 ,  曲げモーメント ,  ねじりモーメント ,  ヒステリシス ,  破壊モード
準シソーラス用語： 履歴曲線

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  吊橋,斜張橋,その他  (RC06050Q)

引用文献 (15件)：

• 1) (財)鉄道総合技術研究所:鉄道構造物等設計標準・同解説(耐震設計), 丸善, 1999.
• 2) 土木学会:2003年に発生した地震によるコンクリート構造物の被害分析, コンクリートライブラリー第114号, 2004.
• 3) 土木学会:震災特集 土木学会東日本大震災特別委員会総合調査団 調査速報会報告, 土木学会誌, Vol. 96, No. 6, pp. 4-29, 2011.
• 4) 谷村幸裕,渡邊忠朋,蘆谷讓:鉄道RCラーメン橋台の三次元非線形地震応答解析,土木学会論文集E,Vol. 64, No. 3, pp. 400-415, 2008.
• 5) 黒川浩嗣,谷村幸裕,田所敏弥,松橋宏治,渡邊忠朋:駅部ラーメン高架橋の地震時応答解析における解析モデルの影響,第10回地震時保有耐力法に基づく橋梁等構造の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集, pp. 91-98, 2007.

タイトルに関連する用語 (5件)： ねじり ,  曲げ ,  ラーメン高架橋 ,  変形性能 ,  地震被害