抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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我が国の鉄鋼生産は近年厳しい環境に置かれている。本稿においてその状況と将来に向けての筋道について記した。初めに,日本の鉄鋼業の歩みについて述べ,高度成長時代の基幹産業としての役割,世界標準とされる技術開発を果たしてきたが,近隣諸国の追い上げによって厳しい状況に置かれ始めたことを述べた。これに関連して,学術および特許の件数も停滞していることを示した。そして,鉄鋼生産のボトルネックについて述べ,途上国のインフラ整備に伴う需要,途上国での高級鋼需要の拡大および新しい需要の開拓,といった海外需要を如何に取り込むかが重要であることを示唆した。最後に,技術開発力の維持(産学連携と人材確保)について言及した。