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J-GLOBAL ID：201302205012336379   整理番号：13A0597805

ミリ波宇宙電波望遠鏡用アンテナ表面の測定 II 大型展開反射鏡用金属メッシュ表面

Measurements of an Antenna Surface for a Millimeter-Wave Space Radio Telescope. II. Metal Mesh Surface for Large Deployable Reflector

著者 (3件)： KAMEGAI Kazuhisa (Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA), Sagamihara) ,  KAMEGAI Kazuhisa (Tokyo Univ. Sci., Chiba) ,  TSUBOI Masato (Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA), Sagamihara)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 65  号： 1  ページ： 21.1-21.7  発行年： 2013年02月25日 
JST資料番号： G0279A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 金属細線で組み立てられた金属表面を持つ大型展開アンテナは通信衛星や宇宙電波望遠鏡用の重要な技術である。しかし,ミリ波より高い周波数に対して十分な電波周波数(RF)性能を持つ金属メッシュ表面の製造は困難である。本稿では,43GHzでの金属メッシュ表面のRF性能を与えた。この目的のためにメッシュ表面の反射係数,透過係数,及び放射係数を測定する装置を開発した。反射係数は金属メッシュ表面張力の関数として増加するが放射係数は減少する。反射係数と放射係数の異方性アスペクトも明確に分かった。これらは金属メッシュ表面の表裏と回転角に依存する。透過係数はほとんど一定になるように測定した。測定した放射係数と透過係数はシステム雑音温度のかなりの低下を引き起こすであろう。また,NRO45m電波望遠鏡クーデシステムの金属メッシュ鏡を用いて良く知られたSiOメーザー源であるカシオペア座R星の天文観測を実施した。金属メッシュ鏡はシステム雑音温度を大きく増加させ,ピークアンテナ温度を僅かに減少させる。これらの結果は実験室測定と矛盾しない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *電波望遠鏡 ,  *パラボラアンテナ ,  金属線 ,  ミリ波スペクトル ,  *性能分析 ,  反射率 ,  透過率 ,  放射率 ,  雑音温度 ,  データ解析 ,  *宇宙電波源 ,  *変光星 ,  巨星 ,  メーザ ,  野辺山45m電波望遠鏡 ,  赤色巨星
準シソーラス用語： ミリ波宇宙電波望遠鏡 ,  カシオペア座R星

分類 (3件)： 宇宙線・天体物理観測技術  (DB01000N) ,  宇宙線起源  (DB02020Q) ,  恒星  (DB05000P)

引用文献 (17件)：

• Hanayama, E., Araki, S.,& Takano. T.1994, Electronics and Communications in Japan, Part I, 77, 95
• Hanayama, E., Kuroda, S., Takano, T., Kobayashi, H.,& Kawaguchi, N.2004, IEEE Trans. Antennas Propagat., 52, 1777
• Higuchi, K., et al.2009, in ASP Conf. Ser., 402, Approaching Micro-Arcsecond Resolution with VSOP-2: Astrophysics and Technology, ed. Y. Hagiwara et al.(San Francisco: ASP), 41
• Hirabayashi, H., et al.1998, Science, 281, 1825
• Hirabayashi, H., et al, 2000, PASJ, 52, 955

タイトルに関連する用語 (8件)： ミリ波 ,  宇宙 ,  電波望遠鏡 ,  アンテナ ,  大型 ,  展開 ,  反射鏡 ,  金属メッシュ