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J-GLOBAL ID：201302206473967202   整理番号：13A1206697

日本の水田畦畔におけるグリホサート耐性イタリアンライグラス(Lolium multiflorum)

Glyphosate-resistant Italian ryegrass (Lolium multiflorum) on rice paddy levees in Japan

著者 (8件)： NIINOMI Yuki (Shizuoka Univ., Shizuoka, JPN) ,  IKEDA Mutsuhiro (Shizuoka Univ., Shizuoka, JPN) ,  YAMASHITA Masayuki (Shizuoka Univ., Shizuoka, JPN) ,  ISHIDA Yoshiki (Shizuoka Prefectural Res. Inst. of Agriculture and Forestry, Iwata, JPN) ,  ASAI Motoaki (National Agricultural Res. Organisation Agricultural Res. Center, Tsukuba, JPN) ,  SHIMONO Yoshiko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TOMINAGA Tohru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SAWADA Hitoshi (Shizuoka Univ., Shizuoka, JPN)
資料名： Weed Biology and Management  (Weed Biology and Management)
巻： 13  号： 1/2  ページ： 31-38  発行年： 2013年06月 
JST資料番号： W1596A  ISSN： 1444-6162  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 帰化植物イタリアンライグラスは農地に急速に広がり,重要雑草として,除草剤グリホサートが使用されてきた。しかし,静岡県袋井市に生息するこの雑草には,グリホサートは効果が低い。本研究では,グリホサート耐性のレベルを解明するため,袋井市とその周辺から収集した16の野生集団および3感受性品種の種子を用いて,種子のバイオアッセイと葉面散布試験を行った。その結果,グリホサートの10mg ai L^-1濃度の種子処理で,3感受性品種と1野生集団からの種子のシュートの成長が抑制されたが,水田畦畔からの9野生集団の種子では成長の抑制が認められなかった。グリホサート葉面散布の試験でも同様の結果となり,9野生集団では,2.3kg ai ha^-1の施用後,少なくとも78%の生存率を示した。これらの結果から,グリホサート耐性が野生集団で進化してきていることが示唆され,本報告は日本におけるグリホサート耐性雑草の最初の報告である。

シソーラス用語： *イタリアンライグラス ,  *雑草 ,  *農薬耐性 ,  種子 ,  バイオアッセイ ,  葉面散布 ,  シュート【植物器官】 ,  水田 ,  除草剤 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ホスホン酸 ,  第二アミン
準シソーラス用語： Lolium multiflorum ,  *グリホサート耐性

分類 (4件)： 植物生理学一般  (EH02010Y) ,  雑草による植物被害  (FC04062J) ,  雑草に対する農薬  (FB06030F) ,  生態系  (EE01040P)

物質索引 (1件)： グリホサート

タイトルに関連する用語 (6件)： 日本 ,  水田 ,  畦畔 ,  グリホサート耐性 ,  イタリアンライグラス ,  Lolium