抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究の目的は,小学校の図画工作科で行われるものづくりの学習に対する中学校技術科教員の意識を小学校教員の意識と比較することである。図画工作科と技術科との関連性や連携に関する質問項目を設定し,中学校計300校を対象に調査を実施した。その結果,技術科教員計110名の回答が得られ,前報(谷田・森山2011)における小学校教員対象の調査結果と比較したところ,両教科の関連・連携には両教員共に肯定的な意識が示された。また,図画工作科でのものづくりの学習に対しては,「工夫」「楽しさ」などの観点において両教員間の意識が共有されやすいことが示唆された。しかし,習得を期待する資質・能力に関しては,両教科の特性に準じた学習目標を指向する相違性が示された。また,技術科教員は図画工作科で用いる題材・教材に対して改善の希望を持っていることが示唆された。(著者抄録)