文献

J-GLOBAL ID：201302207206268423   整理番号：13A0013559

地震動のフーリエ位相特性と地震発生位置に関する基礎的検討

THERELATION BETWEEN FOURIER PHASE CHARACTERISTICS OF GROUND MOTIONS AND LOCATION OF EPICENTERS

著者 (2件)： 若井淳 (港湾空港技術研究所 地震防災研究領域 地震動研究チーム) ,  野津厚 (港湾空港技術研究所 地震防災研究領域 地震動研究チーム)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 68  号： 4  ページ： I.209-I.219 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地震動のフーリエ位相特性に着目した既往の研究の中には,過去に発生した大地震とそれに伴う特定の余震による地震動のフーリエ位相特性は概ね類似していることが指摘されている例がある.このことは,将来の大地震による地震動を予測する上で,中小地震による地震動のフーリエ位相特性が大変有用であることを示唆している.本論文では,例として2003年十勝沖地震(M_J8.0)を取り上げ,大地震による地震動とその震源域およびその周辺で発生した複数の中小地震による地震動のフーリエ位相特性の類似性を定量的に評価し,フーリエ位相特性の類似性と中小地震の発生位置の関係を示す.(著者抄録)

シソーラス用語： *地震動 ,  *震源 ,  *位相特性 ,  Fourier変換 ,  アスペリティ ,  位置 ,  大地震 ,  地震
準シソーラス用語： 2003年十勝沖地震 ,  フーリエ位相特性 ,  震源位置 ,  中小地震

分類 (2件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A) ,  地震学一般  (DC03020A)

引用文献 (10件)：

• Nozu, A. and Irikura, K.: Strong-Motion Generation Areas of a Great Subduction-Zone EarthquakeWaveform Inversion with Empirical Green’s Functions for the 2003 Tokachi-oki Earthquake, BSSA, Vol.98, No.1, pp.180-197, 2008.
• 野津厚:2008年9月11日十勝沖の地震(M7.1)による地震動のフーリエ位相特性,地盤工学研究発表会,2009.
• 秦吉哉,一井康二,野津厚:経験的サイト増幅・位相特性を考慮した八戸市賽子渡における強震動の推定,地盤と建設,Vol.27,pp.23-31,2009.
• 野津厚: 2011年東北地方太平洋沖地震による震源付近の地震動の特徴,第66回土木学会年次学術講演会講演概要集,I-484,pp.967-968,2011.
• 野津厚: 2004年新潟県中越地震の震源モデル-経験的グリーン関数を用いた波形インバージョン-, 地震2, Vol.58,pp.329-343,2005.

タイトルに関連する用語 (4件)： 地震動 ,  位相特性 ,  地震発生 ,  基礎的検討