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J-GLOBAL ID：201302207636402913   整理番号：13A1085542

Caenorhabditis elegans(線虫)における半ATP結合カセット輸送体HAF-4およびHAF-9の協同的機能と相互安定化

Co-operative function and mutual stabilization of the half ATP-binding cassette transporters HAF-4 and HAF-9 in Caenorhabditis elegans

著者 (5件)： TANJI Takahiro (Iwate Medical Univ., Iwate, JPN) ,  NISHIKORI Kenji (Iwate Medical Univ., Iwate, JPN) ,  SHIRAISHI Hirohisa (Iwate Medical Univ., Iwate, JPN) ,  MAEDA Masatomo (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  OHASHI-KOBAYASHI Ayako (Iwate Medical Univ., Iwate, JPN)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 452  号： 3  ページ： 467-475  発行年： 2013年06月15日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 線虫のHAF-4とHAF-9は,ハーフタイプABC(ATP結合カセット)輸送体であり,ヒトTAPL(TAP様;ABCB9)とホモログである。先に,HAF-4とHAF-9が腸の細胞小器官膜に局在し,細胞小器官形成や他の生理機能に必要であることを報告した。本研究は,HAF-4とHAF-9の相互の関連性を報告する。HAF-4とHAF-9は,haf-9とhaf-4欠失変異体による欠陥をレスキューせず,互いの機能を置換できなかった。haf-4とhaf-9の二重変異体は,各単一変異体よりも,重篤な表現型を示さず,機能が協同的であることを示唆した。免疫沈降での物理的相互作用から,HAF-4とHAF-9によるヘテロ二量体が示された。ウェスタンブロット解析とノックダウン実験から,ヘテロ二量体であることが,それぞれの安定化に必要であることを示した。以上,ABC輸送体の安定化した機能的構造について述べた。

シソーラス用語： *Caenorhabditis elegans ,  *ABC輸送体 ,  *二量体 ,  欠失突然変異 ,  突然変異体 ,  免疫沈降反応 ,  表現型 ,  安定化 ,  腸
準シソーラス用語： ABCB9 ,  HAF-4 ,  HAF-9 ,  たんぱく質安定化 ,  二重変異体 ,  *ヘテロ二量体

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (5件)： Caenorhabditis ,  線虫 ,  ATP結合カセット輸送体 ,  協同 ,  安定化