抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三次元に層を重ねて物体を製造する積層造形を利用する三次元(3D)プリンタが,デジタル&パーソナルファブリケーションツールとして注目されている。従来のものづくり手法と異なり,デジタルデータを基に一体的に3D形状が作製できることから,製造の大幅な低コスト化,あるいはオープンソースを利用した製造のイノベーションが期待されている。近年,欧米を中心に,このデジタルファブリケーションを製造業や教育に展開する政策が推進されている。デジタルファブリケーションでは,デザインとプロセスを一体化・融合することで,新たな発想によるものづくりが実現できる可能性がある。今後,基幹となる付加製造技術の高精度化,高スループット化,材料の多様化のための研究開発と併せて,アイデア創出のためのデザインとプロセスの研究者・技術者の融合の場の提供や,人材育成の観点からの市民や子供たちへの教育・啓発のための施策も,将来に向けたデジタルファブリケーションの進展のために有効である。(著者抄録)