抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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富山湾では海洋汚染防止,漁業,災害予測やその発生メカニズムの解明を目的として,「富山湾プロジェクト」に代表される,沿岸・海洋環境の季節的・場所的変動が計測されている。本文では,ワイヤレスセンサネットワーク(WSN)を用いた観測システムの技術的実証実験として富山湾沿岸部において2011年8月と2012年3月に海水温観測試験を実施した。得られた結論は次の通りである。1)複数のノードブイによって観測されたデータがMesh型ネットワークを介して海水温を同時に連続的に観測でき,本システムの有効性を確認した。2)基地局近くの中継ノードが停止すると,他のノードからの時間単位の受信率が大きく変動した。よって安定した受信率を確保するには基地局近くの中継ノードが重要である。3)海水温の測定誤差が3°C程度と精度については今後の改善が必要であるが,バイアス成分を除去できれば精度改善が可能である。