抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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有機農業経営において,有機栽培稲作拡大制約への対応活動について考察した。東北地方で有機稲作を行う15戸を分析対象とし,2009年から2011年に経営調査を実施した。調査経営の概況を表で示した。稲作単収と除草作業について,表を用いて詳しく解説した。労働力利用について,雑草防除を中心に解説した。有機稲作の経済性を図と表を用いて詳しく解説した。この結果,単収の全体平均は426kgで,小規模有機稲作だけでは経営の成立は困難で,有機稲作が300aを超えて拡大すると,有機稲作へ特化する傾向がみられた。有機米は需要超過であり,農業経営の継続,存続は安定しているとみられる。有機稲作拡大の制約要因として,経営活動の自主的,自律的判断に基づく選択の結果という面も明らかとなった。