文献
J-GLOBAL ID:201302210663245430   整理番号:13A0529643

不正ソフトウェア検出のための複数実行間の挙動相違捕捉

Catching the Behavioral Differences between Multiple Executions for Malware Detection
著者 (5件):
資料名:
巻: E96-A  号:ページ: 225-232 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: F0699C  ISSN: 0916-8508  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
新しい不正ソフトウェア数は爆発的に増加しており,パターンマッチングに基づく従来型不正ソフトウェア検出法の有効性は低下している。そのため,署名だけでなく不正ソフトウェアの特性挙動に依存する検出法の開発が重要となっている。近年,不正ソフトウェア制作者は不正ソフトウェア解析および不正ソフト検出対策のための関数埋め込みを講じ始めている。これに応じ,最新不正ソフトウェアは不正ソフト解析および検出に対抗するため各プログラム実行における実行時間挙動をしばしば変更している。例えば不正ソフトウェアがファイルシステム上にそれ自身をコピーする場合,検出回避のためそのファイル名称をランダムに決定する。もう一つの事例は,不正ソフトウェアがそのコマンドと制御サーバを接続しようとする場合,不正ソフトドメイン名の静的ブラックリストによりブロックされることを避けるためハード符号化ドメイン名リストからドメイン名をランダムに選択する。このような回避的挙動は良性ソフトウェアでは不必要であると仮定した。そしてこの挙動は良性ソフトウェアと不正ソフトウェアを識別するための手がかりであるとした。本論文では,このような特性への注目に重点化した新しい挙動ベース不正ソフトウェア検出法を提案した。本提案法ではAPIコール配列および複数トラヒック記録の複数リストを得るため同一サンドボックス環境における実行可能ファイル多重時間に対する動的解析を行い,次に多重実行間の相違を発見するためリストおよび記録を比較した。5697件の不正ソフトウェアサンプルおよび819件の良性ソフトウェアサンプルを用いた実験において,約70%の不正ソフトウェアサンプルを検出することができ,偽陽性率は約1%であった。これに加え,各アンチウイルスソフトウェアエンジンにより検出されなかった約50%の不正ソフトウェアサンプルを検出することができた。こうして提案の手法が他の現行法との組み合わせにより不正ソフトウェア検出の精度を改善できる見通しを得た。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
データ保護  ,  計算機システム開発 
引用文献 (19件):
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る