抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在世界各国において自動車の自動運転に関する研究が行われている。日本においても,2011年12月に東京ビッグサイトで開催されて東京モーターショーに出展されたトヨタ自動車や金沢大学の車両等,周辺環境を車両自らが認識し,走行軌道を生成し自動運転を行うシステムが開発されている。このような自律的に走行する自動運転自動車にとって,周辺環境の認識は最も重要な技術課題の1つとなる。自律型自動運転自動車における周辺環境認識では,静止障害物を確実に検知し,走行可能空間を明らかにすることが重要な要素技術の1つとなる。また,自動車やバイクなど高速に移動する物体が多数存在するため,これらの移動物体を検知しその運動を推定する必要がある。そこで本研究では,マルチレイヤー型LIDAR(Light Detection and Ranging)を用いた周辺環境認識手法を提案する。本手法では,Occupancy Grid Mapsに基づき,障害物の検知および走行可能空間の認識を行う。Occupancy Grid Mapsでは,周辺環境の物体の存在性を事後確率として推定するため安定した周辺環境認識を行うことができる。また,Occupancy Grid Mapsを用いて移動物体を検知する手法を提案する。(著者抄録)