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J-GLOBAL ID：201302210760947732   整理番号：13A0631811

ペルーにおけるトマト産業クラスターの事例研究-ICATOM社の成功事例の検証-

著者 (2件)： 沼田晃一 (東京農大 大学院) ,  板垣啓四郎 (東京農大 国際食料情報)
資料名： 農村研究  (Journal of Rural Community Studies)
号： 116  ページ： 15-25  発行年： 2013年03月20日 
JST資料番号： S0785A  ISSN： 0388-8533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 世界で需要が急増しているトマトの生産は,トマトベルト地帯(緯度30-40度)に集中している。しかし,同地帯では競合作物の栽培増加によりトマト露地栽培の拡大に限界がみえてきている。一方,自然条件は厳しいがトマト露地栽培の可能性が残されている低緯度地帯(緯度0-30度)にあるペルー熱帯低地では,トマトと同じナス科のパプリカの露地栽培に成功している。ペルーは2000年までトマト栽培では失敗の連続であったが,産学一体のASKAプロジェクトの成功,この成功経験を引き継いだICATOM社によるトマト生産の事業化に成功により,トマト栽培に大きな展望が開けてきた。本論文では,このペルーでのパプリカ栽培の成功とトマト栽培の成功・失敗の事例の比較検証から,トマト露地栽培の成功の背景と要因を明らかにするとともに,同国でのトマトを中心とした産業クラスターを通じる地域興しの可能性について検討した。(著者抄録)

シソーラス用語： *トマト ,  *クラスタ ,  集団 ,  *事例研究 ,  *露地栽培 ,  低緯度 ,  熱帯 ,  トウガラシ ,  産学協同 ,  *科学技術 ,  *栽培管理 ,  地域開発 ,  改変 ,  ペルー共和国 ,  パプリカ ,  *栽培技術 ,  起業
準シソーラス用語： 事業化

分類 (2件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  野菜  (FC03043X)

引用文献 (14件)：

• 清水達也(2007)「ペルーのアスパラガス輸出拡大の要因-供給構造の転換から-」星野妙子編『研究双書No.562ラテンアメリカ新一次産品輸出経済論-構造と戦略-』独立行政法人日本貿易振興機構 アジア経済研究所,pp.145-181。
• 谷洋之(2012)「メキシコにおけるトマト生産-NAFTA後の変化を中心に-」『開発学研究』日本国際地域開発学会,第22巻第3号,pp.9-16。
• 沼田晃一・板垣啓四郎(2011)「低投資型農業による露地栽培トマト増産の事例研究-ペルー海岸沙漠地帯での挑戦-」『FFIジャーナル』三栄源エフ・エフ・アイ(株),第216巻,pp.258-263。
• ポーター,M.E.(2007)『国の競争優位理[上]』土岐坤・中辻萬治・小野寺武夫・戸成富美子訳,ダイヤモンド社.
• ポーター,M.E.(2010)『競争戦略論II』竹内弘高訳,ダイヤモンド社。

タイトルに関連する用語 (6件)： ペルー ,  トマト ,  産業クラスター ,  研究 ,  成功 ,  検証