抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スマートデバイスや無線ネットワークが普及し,「いつでも・どこでも・だれでも」情報にアクセスできる環境が整ってきた。それは一方で,人の処理能力をはるかに超える大量の情報洪水をもたらしており,逆に利用者の負荷が少なくないことを意味している。これから求められるのは,人が合わせるシステムではなく,人に合わせてくれるヒューマンセントリックなICTシステムである。著者らは,この実現のために,人の役割が場所や時間によって変わっていくことに着目し,その時々で必要とされるサービスや情報を提供するロケーションアウェアなサービス基盤の研究開発を進めている。ここで重要なのが,人の位置を知ることである。屋外ではGPSによる位置測位が主流であるが,屋内ではGPSのような万能な測位技術はまだ確立されていない。そこで,スマートデバイスなどの汎用の機器を活用した,屋内測位を含めたロケーション管理技術の開発を行った。本稿では,まず研究開発の狙いとロケーションアウェアなサービス基盤の全体像を説明し,その主要技術として,屋内ロケーション管理技術の取組みについて,実証実験などを踏まえて紹介する。(著者抄録)