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J-GLOBAL ID：201302211385704394   整理番号：13A0802178

北海道におけるススキ(Miscanthus sinensis)型草地の植生遷移と生産力の推移

著者 (5件)： 八木隆徳 (農業技術研究機構 北海道農研セ) ,  坂上清一 (農業技術研究機構 北海道農研セ) ,  渡辺也恭 (農業技術研究機構 北海道農研セ) ,  高橋俊 (農業技術研究機構 北海道農研セ) ,  小路敦 (農業技術研究機構 北海道農研セ)
資料名： 北海道農業研究センター研究報告  (Research Bulletin of the NARO Hokkaido Agricultural Research Center)
号： 199  ページ： 13-23  発行年： 2013年03月29日 
JST資料番号： F0671A  ISSN： 1347-8117  CODEN： HKNSBV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ススキは,我が国の野草地の代表的な優先草種で,屋根の材料や家畜の飼料,堆肥として利用されてきており,近年ではバイオマス作物としても注目されている。ここでは,ススキの畜産的利用を前提にして,その草地の維持を目的に草地の種組成と推移に及ぼす影響などを明らかにするため,10年間にわたり分布北限域に近い札幌市において,夏期の刈り取りがススキ型草地の種組成と地上部重の推移に及ぼす影響を調査した。この結果,夏期の刈り取りによりクマイザサが抑制されススキの優先が維持できたこと,本州などのススキ草地に比して出現穂数が少ないこと,種数及び種多様度指数の増加は見られないことなどが明らかになった。

シソーラス用語： *ススキ ,  草原 ,  植生 ,  草本 ,  分布 ,  北海道 ,  組成 ,  生態遷移
準シソーラス用語： 札幌市 ,  種組成 ,  *植生遷移 ,  草種 ,  *草地

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  植物の栽培一般  (FC01000S)

引用文献 (30件)：

• 原田文明・鶴見義朗・森山真久・江柄勝雄・長谷川寿保,宮下淑郎・池谷文夫(1993):白老町営牧場におけるシバ型草地の動態.草地の動態に関する研究(第4次中間報告).草地試験場資料,平成4-14,77-82.
• 早川康夫・高畑滋・宮下昭光(1978):遷移平衡に基づく草地景観管理の研究.第6報.南北斜面の遷移速度と草地としての評価.北海道農試研報,120,1-11.
• HAYASHI, I., Y.HISHINUMA and T.YAMASAWA (1981) : Structure and functioning of Miscanthus sinensis grassland in Sugadaira, Central Japan. Vegetatio. , 48, 17-25.
• 林一六(1994):ススキ草原の実験群落学-地上部刈り取り回数に応じた種類組成の変化-.日本生態学会誌,44,161-170.
• HELI M.J. and JAMS B. G. (2002) : Effects of disturbance on germination and seedling establishment in a coastal prairie grass-land: a test of the competitive release hypothesis. Journal of Ecology, (90),291-302.

タイトルに関連する用語 (7件)： 北海道 ,  ススキ ,  Miscanthus ,  型 ,  草地 ,  植生遷移 ,  推移