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J-GLOBAL ID:201302211714904014   整理番号:13A1873117

2型糖尿病と肥満による寿命短縮に有効な低分子AdipoRアゴニスト

A small-molecule AdipoR agonist for type 2 diabetes and short life in obesity
著者 (19件):
資料名:
巻: 503  号: 7477  ページ: 493-499  発行年: 2013年11月28日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンは,アディポネクチン受容体AdipoR1に結合してAMPK経路を,またAdipoR2に結合してPPAR-α経路を活性化することにより,抗糖尿病作用を示す。血漿中のアディポネクチン量は肥満に伴って低下し,インスリン抵抗性や2型糖尿病の原因となる。従って,AdipoR1とAdipoR2に結合して活性化する経口摂取可能な低分子化合物があれば,2型糖尿病などの肥満関連疾患を改善できる可能性がある。今回我々は,経口投与でAdipoRアゴニスト活性を示す合成低分子化合物を複数見つけだした。これらの化合物の1つでAdipoRアゴニストのAdipoRonは,in vitroでAdipoR1とAdipoR2のどちらにも結合する。AdipoRonは,筋肉と肝臓でAMPK経路とPPAR-α経路を活性化するなど,アディポネクチンに極めてよく似た作用を示し,高脂肪食を与えられたマウスのインスリン抵抗性と耐糖能を改善した。このインスリン抵抗性,耐糖能の改善は,AdipoR1,AdipoR2のダブルノックアウトマウスでは全く起こらなかった。さらに,AdipoRonは遺伝的肥満のマウスモデルであるdb/dbマウスの糖尿病を改善させ,db/dbマウスに高脂肪食を与えた場合でも,寿命短縮を抑える効果を示した。従って,AdipoRonのような経口摂取できるAdipoRアゴニストは,2型糖尿病などの肥満関連疾患の効果的な治療法になると期待される。Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (3件):
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代謝異常・栄養性疾患一般  ,  細胞膜の受容体  ,  基礎治療学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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