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J-GLOBAL ID:201302212695275945   整理番号:13A1508487

種々の物質および温度におけるListeria monocytogenesによる生物膜の産生

Production of biofilm by Listeria monocytogenes in different materials and temperatures
著者 (6件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 386-391  発行年: 2014年01月 
JST資料番号: W0246A  ISSN: 0956-7135  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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最も重大な食中毒病原菌の1つとして考えられるListeria monocytogenesは容易に表面上で,特に生物膜の形態で検出される。生物膜は洗浄の過程に対して抵抗性を付与して食品工程環境中においてこれらの病原菌の生存に有用な細菌の集合体であり,工程中に食品の汚染を発生させる可能性があった。これは,公衆衛生に対する危険性を意味していた。L. monocytogenesにおける生物膜産生の形成および制御に関するダイナミクスはほとんど知られていない。しかし,数人の著者はluxS遺伝子がこの工程のプレカーサーになる可能性があることが報告された。さらに,ilnA遺伝子の産物は受容体E-カドヘリンを発現し,また表面接着において関与する上皮細胞への微生物の侵入を容易にする要因となっている。このように,種々の食品(牛乳および野菜)および食品工程環境から単離した32株のL. monocytogenesを種々の温度(4,20および30°C)で食品工業および小売(ポリスチレン,ガラスおよびステンレス鋼)でしばしば使用される3種類の異なる表面上で生物膜の存在および生物膜を形成する能力を分析した。すべての菌株はilnA遺伝子を有しており,32株中25株はluxS遺伝子の存在に対して陽性であった。しかし,すべての菌株は試験した温度および物質の1つで生物膜を産生した。これは,luxSに加えた遺伝子がこの過程に関与しており,生物膜形成に対する決定的要因ではないことを示していた。微生物は疎水的表面(ポリスチレン)よりも親水的表面(ステンレス鋼およびガラス)により良く吸着した。培養時間(主に35°C,48時間)は生物膜形成の過程においては重要な要因であるように思われた。筆者等はL. monocytogenesは独立した温度で種々の表面上に生物膜を形成することが可能であるが,表面組成が生物膜の急速な増殖に重要な要因である可能性があることが分かった。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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微生物の生化学  ,  公衆衛生 
タイトルに関連する用語 (3件):
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